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クイズ? グダンスクの歩き方 Q7〜12

○×クイズ グダンスクの歩き方 Q7〜12

7.聖母マリア教会は、レンガ造りの教会としては世界最大?

旧市街の建物の中でも群を抜く規模の聖母マリア教会

旧市街の建物の中でも群を抜く規模の聖母マリア教会

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答え/○ 「外観の威容に圧倒されるが、内部も必見」

1343年から1502年にかけて建設された聖母マリア教会は、世界最大のレンガ造りの教会といわれている(ポーランド政府観光局の資料による)。目の当たりにしてみると、その威容に圧倒される。実際にその敷地は街区の1ブロック分にも相当する。建物内でも、見上げるばかりの天井の高さや奥行きから教会の大きさを実感できる。教会内には2万5000人を収容できるという。第2次世界大戦で破壊されてしまったが、戦後見事なまでに再建された。天文時計や聖母像など内部には中世やバロック様式の美術品も多い。

教会内の天文時計は15世紀の作。教会らしくマリア像も見える。時間・日付・月の位相を表し、正午には当方の三博士・十二使徒・アダムとイブそして死神が現れる

教会内の天文時計は15世紀の作。教会らしくマリア像も見える。時間・日付・月の位相を表し、正午には当方の三博士・十二使徒・アダムとイブそして死神が現れる

豪華な主祭壇

豪華な主祭壇

日付を指し示す。白い円盤には細かな文字がビッシリ

日付を指し示す。白い円盤には細かな文字がビッシリ

8.聖母マリア教会の塔は、グダンスク旧市街の建物の中で最も高い?

聖母マリア教会の塔は、高さ78メートル

聖母マリア教会の塔は、高さ78メートル

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答え/× 「街並みを最も高い場所から楽しめる場所が聖母マリア教会の塔」

聖母マリア教会の塔の高さは78メートル。市庁舎の塔は82メートル。したがっていちばん高いのは市庁舎の塔ということになる。
塔に上って街の展望を楽しみたいなら、聖母マリア教会のほうが高いところまで行くことができるので、こちらがおすすめ。ただし、階段が420段以上、しかも最初は石の螺旋階段でぐるぐる回ることになるので、脚に自信のある人向き。筆者も階段を数えながら必死に上ってみたが、あまりの苦しさと、頂上まであとわずかという喜びがごちゃまぜになって420段目の表示のあとは数えることができなかった。無念。

聖母マリア教会の塔から市庁舎の塔を撮影。この塔には時計のほか、14の鐘からなるカリヨンも設置されている

聖母マリア教会の塔から市庁舎の塔を撮影。この塔には時計のほか、14の鐘からなるカリヨンも設置されている

右奥に見えるのが市庁舎の塔。手前が聖母マリア教会の塔。撮影地点からは市庁舎のほうが遠いので、市庁舎が高いことがわかる

右奥に見えるのが市庁舎の塔。手前が聖母マリア教会の塔。撮影地点からは市庁舎のほうが遠いので、市庁舎が高いことがわかる

聖母マリア教会の塔の展望台は鐘よりも上にある

聖母マリア教会の塔の展望台は鐘よりも上にある

9. グダンスクの守護神は、ジュピター(ユピテル)である?

賑わいをみせるドゥウーギ広場

カラフルな建物が並ぶドゥウーギ広場

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答え/× 「ドゥウーギ広場のシンボルは海の神」

ジュピター(ユピテル)はローマ神話の主神で、古代ローマにおけるローマ市の守護神。グダンスクの場合、もともと港湾都市として栄えたことを背景に、ローマ神話の海の神であるネプチューン(ネプトゥヌス)を守護神としている。ちなみにポセイドンはギリシア神話の海の神で、ネプチューンに相当する神である。
グダンスクではこのネプチューンを、ブロンズ製の噴水にして市庁舎近くのドゥウーギ広場に1633年に設置した。以来人々に親しまれ続けている。

ドゥウーギ広場のネプチューンの噴水。春から秋まで、市議会によって設定された時間帯に噴水が出る。後方は15世紀に建てられたアルトゥールの館。ここにはグダンスクの大商人や職人の同業者組合の代表的な本部があった

ドゥウーギ広場のネプチューンの噴水。春から秋まで、市議会によって設定された時間帯に噴水が出る。後方は15世紀に建てられたアルトゥールの館。ここにはグダンスクの大商人や職人の同業者組合の代表的な本部があった

ドゥウーギ広場の建物。建物よりもさらに高くなっている装飾的な破風(建物の上端の三角形状の部分)が連なるさまは必見

ドゥウーギ広場の建物。建物の屋根よりもさらに高くなっている装飾的な破風(建物の上端の三角形状の部分)が連なるさまは必見

写真左/破風にもネプチューンが。 
              写真右/市庁舎の時計塔と日時計(建物角の四角い部分)

写真左/破風の頂にもネプチューンが
写真右/市庁舎の時計塔と日時計(建物角の四角い部分)

10. ドイツの哲学者ショーペンハウエルは、グダンスク生まれである?

グダンスクで最も美しいといわれるマリアツカ通り

グダンスクで最も美しいといわれるマリアツカ(聖母マリア)通り

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答え/○ 「聖母マリア教会が見えるマリアツカ通りで誕生」

ドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウエルは、 1788年2月22日ダンツィヒに生まれた。ダンツィヒとは現在のグダンスクのことであるが、当時はプロイセンの支配下にあった。哲学のことはよくわからないが、ショーペンハウエルは「結婚するとは、彼の権利を半分にして、義務を二倍にすることである」という名言を吐いたようである。これは筆者も身にしみて実感している。主著は『意志と表象としての世界』。
日本では旧制高校時代に学生歌として歌われた「デカンショ節」でなじみ深い。デカンショの語源には諸説あるが、「デカルト」「カント」「ショーペンハウエル」の略であるという説が有名である。

ショーペンハウエルの生家はマリアツカ通りにある。破風の上の亀の像は何を意味しているのだろうか

ショーペンハウエルの生家はマリアツカ通りにある。破風の上の亀の像は何を意味しているのだろうか

夕暮れのマリアツカ通り。それほど間口の広くない建物の正面には、各々凝った装飾が施されており、これを見ながら歩くのが楽しい。そんな美しい街並みにも闇が迫ってくる

夕暮れのマリアツカ通り。それほど間口の広くない建物の正面には、各々凝った装飾が施されており、これを見ながら歩くのが楽しい。そんな美しい街並みにも闇が迫ってくる

マリアツカ通りにあったマンホール。下水もネプチューンの守備範囲?

マリアツカ通りにあったマンホール。下水もネプチューンの守備範囲?

11. 中世ヨーロッパ最大のクレーンがグダンスクにある?

ハンザ同盟時代の名残をとどめるモトワヴァ運河

ハンザ同盟時代の名残をとどめるモトワヴァ運河

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答え/○ 「ハンザ同盟時代の栄華を伝えるモトワヴァ運河周辺」

貿易で栄えたグダンスクでは、積荷を満載した船が、運河を通って旧市街付近までやってきた。モトワヴァ運河に残っているのは、中世に活躍したジュラフ(鶴)と呼ばれる木造のクレーン。動力は人力だが、最上部のクレーンは2トンの物を高さ27メートルまで持ち上げることができたという。モトワヴァ運河沿いには、レンガ造りの建物が並び、ウォーターフロントらしい風情のある街並みを眺めることができる。

この角度から見るとクレーン部分がモトワヴァ運河上に突き出していることが分かる

この角度から見るとクレーン部分がモトワヴァ運河上に突き出していることが分かる

停泊している大きな船は船内博物館

停泊している大きな船は船内博物館

内部は海洋博物館になっている

木造クレーンを仰ぎ見る。内部は海洋博物館になっている

12.オリーヴァ主教会のパイプオルガンは、
「世界で最も美しい音色のオルガン」?

オリ−ヴァ主教会のプレート

オリ−ヴァ主教会のプレート

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答え/○ 「1755年の記録に残る、美しい音色のヒミツ」

シトー会のオリーヴァ主教会の創建は1108年。現在の建物は17世紀になって建造されたもので、2本の尖塔をもつバロック様式の姿となった。身廊は107メートルありポーランドでは最も長い教会である。教会内にあるパイプオルガンには大小さまざまな5500本ものパイプが使われており、その装飾も凝ったものとなっている。1755年には「世界で最も美しい音色のオルガン」に認定されたという記録が残っている。ところで誰が認定したのだろう? まぁ、いいか。

オリーヴァ主教会のファサード。なぜか近代なデザインに見える

オリーヴァ主教会のファサード。なぜか近代なデザインに見える

内部のバロック様式の主祭壇を望む

内部のバロック様式の主祭壇を望む

中心にステンドグラスが配されたロココ様式のパイプオルガン。大小さまざまなパイプが作り出す独特の反響音は世界最高の折り紙つき。演奏中には星・トランペット・天使のベルの装飾が動き出す

中心にステンドグラスが配されたロココ様式のパイプオルガン。大小さまざまなパイプが作り出す独特の反響音は世界最高の折り紙つき。演奏中には星・トランペット・天使のベルの装飾が動き出す

2008年8月


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地球の歩き方ガイドブック 編集部