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2011年版 地球の歩き方 エアラインランキング

2009年版地球の歩き方エアライン・ランキング
航空ジャーナリスト 緒方信一郎氏に聞く
航空業界の最新動向を知るキーワード(その2)

航空ジャーナリストの緒方信一郎さんが解説する航空業界の最新情報。 世界経済が厳しさを増す中、エアライン&エアポートをめぐる状況はどうなっているのだろうか。

■プロフィール

緒方信一郎(おがた・しんいちろう)
航空・旅行関連の記者・ジャーナリスト。旅行業界記者、旅行雑誌編集などを経て、フリーとして独立。航空会社および旅行業界の取材歴は20年。現在は、旅行雑誌、一般誌、ウエブなど幅広いメディアで企画・編集・執筆を行っている。著者に『もっと賢く・お得に・快適に空の旅を楽しむ100の方法 海外旅行 私にぴったりの航空会社はどこ?』(ダイヤモンド社)他。オフィス緒方代表。

航空業界の最新トレンドを知る
キーワード

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環境への取り組み

ヴァージンは他社に先駆けてバイオ燃料による実験飛行を成功させた

ヴァージンは他社に先駆けてバイオ燃料による実験飛行を成功させた

飛行機を飛ばすには、1機あたりの最大燃料がドラム缶1000本分必要ともいわれ、地球にやさしくない乗り物とされてきました。近年、そうしたイメージを払拭するような地球環境問題に取り組む航空会社が増えてきました。

2008年2月にバイオ燃料による飛行実験に世界で初めて成功したのはヴァージン アトランティック航空KLMオランダ航空では、藻を代替燃料の原料にするという研究を行っています。
現在、より多くの航空会社が持続可能で食物連鎖や自然環境に悪影響を与えない、第2世代のバイオ燃料開発に力を入れています。2008年12月31日、ニュージーランド航空がヤトロファ(ナンヨウアブラギリ)を原料とした第2世代バイオ燃料によるテストフライトに世界で初めて成功したと発表し、また日本航空は2009年1月30日、羽田空港を拠点に環境へ配慮した代替燃料を使って試験飛行「JAL/バイオ・フライト」を実施することを発表しました。ボーイング社と航空機エンジンメーカーのプラット&ホイットニーと共同で計画したデモフライトで、バイオジェット燃料(アブラナ科のカメリナという植物が主原料)によるフライトはアジア初となります。

ルフトハンザ ドイツ航空は、環境問題への取り組みの一環として、機体の整備、運航高度やスピードの効率化、140億ユーロを投じる機材の更新などを打ち出しています。

エアバスA380やB787といった最新機材は、環境に与える負荷を軽減しますので、こうした機材を積極的に導入することでも環境問題に寄与することができます。

ブリティッシュ・エアウェイズは、イギリス政府の支援でCO2の排出量削減を目的に、利用者が任意で参加できるカーボン・オフセット制度を開始しており、キャセイパシフィック航空もアジアの航空会社としては初となるカーボンオフセット・プログラムの導入を行っています。

航空機メーカーも燃料電池や太陽エネルギーといった代替エネルギーの研究を進めています。

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燃油サーチャージの行方

格段安い燃油サーチャージで話題を提供したキャセイパシフィック航空

格段安い燃油サーチャージで話題を提供したキャセイパシフィック航空

燃油サーチャージとは、原油の高騰に伴って、航空会社の企業努力で吸収しきれない燃油価格の一部を利用者が負担するもの。

燃油サーチャージが導入されてから3年、改定されるたびに値上がりする一方でしたが、2008年秋に燃油高が緩和したことを受け、2008年10月1日以降の発券分について、外国航空会社の一部で据え置き、シンガポール航空やデルタ航空など値下げを行う航空会社が出始め、また多くの航空会社で2009年1月1日発券分より値下げした新価格が適用されています。

わかりにくいと不評だったパッケージツアーの燃油サーチャージ表示については、JTBが海外パッケージツアー「ルックJTB」の2009年4月以降に出発するすべてのツアー料金を燃油サーチャージ込みで総額表示すると発表しました。

2008年1月13日に開かれた会見において日本航空の西松社長は、燃油サーチャージについて、「透明性を持って、(燃料価格が)上がればいただき、下がればやめる」と話し、次に改定する2008年4月〜6月期に大幅に引き下げる方針を明らかにしました。4月〜6月期のサーチャージの基準となる2008年11月〜2009年1月の燃料価格が急落したことを受けたもので、現在の水準が続けば平均が1バレル=60ドル台になります。もし60ドルを割るようなことがあれば燃油サーチャージは撤廃される可能性も出てきました。

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地方空港に厳しい時代

相次ぐエアライン各社の路線縮小により最寄の国際空港からの直行便がないと嘆く利用者コメントも多数寄せられた

相次ぐエアライン各社の路線縮小により最寄の国際空港からの直行便がないと嘆く利用者コメントも多数寄せられた

今、地方空港は厳しい時代を迎えています。関西国際空港は ノースウエスト航空がデトロイト線を廃止。 タイ国際航空も予定されていたロスアンゼルス線を延期しました。

関西国際空港は京阪神エリアの中心部から遠く、アクセス面において利便性が低いことから、地方とを結ぶ国内線は軒並み赤字に陥っています。廃止・減便は2008年度下半期が15路線、2009年度も10路線前後が検討されています。

2005年に華々しく開港した中部国際空港(セントレア)も就航開始からわずか半年でアメリカン航空が撤退を発表、2007年にはマレーシア航空のクアラルンプール線が休止、2008年3月にはコンチネンタル航空のホノルル線が運休しました。

こうした撤退や運休は、収益の採算性に見合う需要がないのが要因。地方空港にとって冬の時代が到来していますが、同時に利用者にとっても国際線に乗り継ぐまでの国内アクセスに時間、予算ともに余計な苦労を強いられる面は否めません。

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航空業界を知るキーワード
マイレージサービスは過渡期

スターアライアンスにブリュッセル航空の正式加盟が承認されますますパワーアップ Images: Star Alliance Services GmbH (www.staralliance.com)

スターアライアンスにブリュッセル航空の正式加盟が承認されますますパワーアップ Images: Star Alliance Services GmbH (www.staralliance.com)

日本航空のマイレージ会員が2000万人を超え、旅好きならどこかの航空会社のマイレージ会員になっていると思われますが、有効期限が短縮されたり、無料航空券など特典のマイル数が変更になったりするなど、最近、ルールが厳しくなりつつあります。

また、航空会社の合併などによってもルールが変更になります。自分の入会しているマイレージのルールを時々チェックしておくことをおすすめします。

一方で、スターアライアンスでは2008年12月にブリュッセル航空の正式加盟が決まり、トータルで25社連合となるなどアライアンスに加盟する航空会社が増え、マイレージもアライアンスで貯め、使う時代になりました。航空会社相互の換算率や特典に必要なマイルなど複雑なルールになっていますから、各エアラインやアライアンスの公式サイトで常に最新情報を確認しましょう。

航空会社各社では、自社専用FFP会員に向けたサービスの質をランクアップさせることで、他社との差別化を図る動きに拍車がかかっています。自分の渡航先や旅行頻度を考え、また日常生活での提携クレジットカードや電子マネーなどの利用状況を検証しながら、各エアラインのマイレージプログラムの中から最適なプランを選択することがポイントです。そういった意味でも、マイレージサービスは今まさに過渡期にあるといえるでしょう。

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航空ジャーナリスト緒方氏による
書き下ろし新刊ご紹介

「地球の歩き方 エアライン・ランキング」専門家解説でもおなじみの緒方信一郎氏による、「行き先別に航空会社を賢く選ぶ」ための旅行者必携ガイド。

エアライン各社が多様なサービスや路線拡大を図るなかで、本当に自分に合った航空会社を決めるのがますます難しくなっています。事前に知っていれば断然、お得で快適に空の旅を楽しめるポイントについて、航空業界に精通した著者ならではの豊富な経験・知識、そしてエアライン各社最新情報と航空業界の中長期見通しをふまえつつ、実際に選びやすい旅行者の視点から「目的地別」にエアライン選びをアドバイスしています。

本書では、「一番お得な航空券を獲得する方法」「燃油サーチャージの怪」「混雑時の席をキープするワザ」「コードシェア便に注意」「おいしく楽しめる機内食の選び方」「特典を使うときのことを想定して貯めるマイレージ」といった、誰もが気になるチェックポイントを詳しくご紹介。

さらに本邦初!「行き先別フライト選び」では、アメリカ/ハワイ/アジア/ヨーロッパといった目的地別に重視すべき点を掲げながら、具体的なエアライン各社をおすすめ解説しています。また話題のローコストエアライン(LCC)も詳しく紹介。昨年2008年12月から成田空港に乗り入れたジェットスター航空や、エア・アジアの搭乗記はわかりやすく必読です。

その他、日本就航の国際線主要航空会社に関する基本データも収録。いつもエアライン選びに悩む方も、ツアー参加などすでに利用エアラインが決まっている方も、本書を読めばきっと、「エアラインを選択するってこういうことか!」とご納得いただけるはずです。

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