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第1回 羽田空港新国際線ターミナル:出発〜到着案内

今回は、羽田空港に到着〜出国〜日本到着までの流れをシミュレーションしてみます。
羽田空港の最大の利点のひとつは、そのアクセスのよさ。浜松町からモノレールで13分、品川駅から京浜急行で13分という利便性は、世界中の主要空港と比べても際だっています。

羽田空港新国際線ターミナル
京浜急行駅

京急線の新駅は「羽田空港国際線ターミナル駅」(写真1)。空港ターミナルの地下1階に位置しています。荷物が多い旅行客のことを考えてホームの幅がゆったりとした造り(写真2)に。

改札(写真3)を出ると正面に大型エレベーター、左側にエスカレーターがあり、3階の出発階へ行くことができます。改札前の大型エレベーター(写真4)は4機あり、鉄道駅で一般的な11人乗りに対し、30人乗りとカートを使いながらの移動にも充分対応できる大きさ(写真5)を確保しました。エレベーターが到着すると、ドア周囲のガラス壁が点滅するという親切設計。エスカレーター(写真6)は2階到着階、3階出発階行きに2本に分かれていますが、大きなピクトグラムで表示されています(写真7)

(写真1)駅名は東京メトロのようにナンバリングされていて、ここはKK16、次の「羽田空港国内線ターミナル駅」はKK17となっている。

(写真1)駅名は東京メトロのようにナンバリングされていて、ここはKK16、次の「羽田空港国内線ターミナル駅」はKK17となっている。


3階に到着すると、右側にセブンイレブンやショップが。コーヒーや軽食を出す上島珈琲店(写真8)は眺めがよく、冬には富士山が見えることもあるそうです。

(写真2)京急線の駅名は羽田空港国際線ターミナル駅。ホームは荷物の多い乗客を想定してゆったりとしている。

(写真2)京急線の駅名は羽田空港国際線ターミナル駅。ホームは荷物の多い乗客を想定してゆったりとしている。

(写真4)改札前にある大型エレベーター。

(写真4)改札前にある大型エレベーター。

(写真5)30人乗りの大型エレベーター。出発階へは4基が動作している。

(写真5)30人乗りの大型エレベーター。出発階へは4基が動作している。

(写真8)3階エスカレーター横にある上島珈琲店
(写真3)スーツケースを引きながらでも楽に通れる自動改札。改札を出て正面がエレベーター、左へ行くとエスカレーター

(写真3)スーツケースを引きながらでも楽に通れる自動改札。改札を出て正面がエレベーター、左へ行くとエスカレーター

(写真6)出発階と到着階へ行く長いエスカレーター。

(写真6)出発階と到着階へ行く長いエスカレーター。

(写真7)出発と到着が分かりやすく表示された大きなピクト。

(写真7)出発と到着が分かりやすく表示された大きなピクト。

(写真8)3階エスカレーター横にある上島珈琲店


羽田空港新国際線ターミナル
モノレール駅

モノレールの「羽田空港国際線ビル駅」(写真9)はまさにターミナルビルの前に横付けされる感じでホームが隣接しています。改札(写真10)を出ると出発ロビーはすぐ目の前。エスカレーターやエレベーターで移動する必要もなく、段差なしの最短距離で搭乗手続きができます。

車両とホームの間に可動式のステップを導入するなど、安全面にも細心の注意が払われています。

(写真9)モノレールはターミナルの3階部分に横付けされるような形で到着する

(写真9)モノレールはターミナルの3階部分に横付けされるような形で到着する

(写真10)モノレール駅の改札を出ると、出発ロビーはすぐ

(写真10)モノレール駅の改札を出ると、出発ロビーはすぐ


羽田空港新国際線ターミナル
3階出発ロビー

出発階にはアクセスホール(写真11)があります。3階のモノレール、2階の駐車場、1階のバス乗り場、地下1階の京浜急行など、各階にある交通機関をエスカレーターとエレベーターで行き来することができ、動線はシンプル。

アクセスホールの先にはチェックインカウンターが並ぶ出発ロビー(写真12)があります。雲のような流線型の屋根からは太陽光が採光できる開放感あるつくり(写真13)

中央に海外旅行保険のカウンター(写真14)があり、その横に菓子や旅行雑貨を扱うショップや銀行、手荷物預かりといった施設が並んでいます。出発ホールの中央を抜けると出国審査場へとつながっています(写真15)

(写真11)出発ホールの手前がアクセスホール

(写真11)出発ホールの手前がアクセスホール


(写真12)チェックインカウンター

(写真12)チェックインカウンター

(写真14)出発ロビー中央の海外旅行保険カウンター

(写真14)出発ロビー中央の海外旅行保険カウンター

(写真13)流線型の屋根と明るい採光で開放感がある

(写真13)流線型の屋根と明るい採光で開放感がある

(写真15)出発ロビーの中央を抜けると出国審査場がある。モノレールの改札を出るとほぼ一直線という最短の動線。

(写真15)出発ロビーの中央を抜けると出国審査場がある。モノレールの改札を出るとほぼ一直線という最短の動線。


羽田空港新国際線ターミナル
出国審査後のエリア

出国審査を終えると、正面と両側には免税店エリアが広がり、グッチやシャネル(写真16)、といったブランドの店舗が並んでいます。

また、フロアの中央にあるエスカレーターで4階に上がると、左側に24時間営業のフードコート、右側にスカイラウンジがあります。ほかにも薬や書籍を扱う店舗(写真17)や海外旅行保険の自動契約機、両替所(写真18)などが揃っています。搭乗ゲート近くの待合いスペース(写真19)はシンプルな造りです。

(写真16)国内空港初出店というシャネル

(写真16)国内空港初出店というシャネル


(写真18)出国審査後のエリアに外貨両替ができる両替所はTravelexとSBJ銀行の2ヵ所。世界の通貨を幅広く扱うTravelexに対し、韓国系のSBJ銀行はウォンのレートい強みがあるとか。

(写真18)出国審査後のエリアに外貨両替ができる両替所はTravelexとSBJ銀行の2ヵ所。世界の通貨を幅広く扱うTravelexに対し、韓国系のSBJ銀行はウォンのレートに強みがあるとか

(写真17)書籍や薬を扱う店は出国審査後のエリアに2ヵ所。ガイドブックも販売されています。

(写真17)書籍や薬を扱う店は出国審査後のエリアに2ヵ所。ガイドブックも販売されています。

(写真19)搭乗ゲート近くの待合いスペース。成田や関空と比べるとコンパクトな印象を受ける

(写真19)搭乗ゲート近くの待合いスペース。成田や関空と比べるとコンパクトな印象を受ける


羽田空港新国際線ターミナル
搭乗橋

空港内の設計はバリアフリーが徹底されていて、搭乗橋(ボーディングブリッジ)もその例外ではありません。ここはステップレス搭乗橋(写真20)が世界で初めて採用されています。傾斜も緩やかで車いすでのアクセスも楽々。外の景色が見えるガラス張りというのも、旅の高揚感を高めてくれそうです。

搭乗橋のうちの数ヵ所は2階建ての大型機A380のほか、小型機の場合は2機に同時対応できるマルチスポット型を採用しています(写真21)

(写真21)搭乗橋(ボーディングブリッジ)が並ぶ

(写真21)搭乗橋(ボーディングブリッジ)が並ぶ

(写真20)ステップレス旅客搭乗橋といって、継ぎ目の段差部分を解消した搭乗橋。周囲もガラス張り。

(写真20)ステップレス旅客搭乗橋といって、継ぎ目の段差部分を解消した搭乗橋。周囲もガラス張り。


羽田空港新国際線ターミナル
到着ロビー

到着した飛行機から搭乗橋を抜けると、2階到着コンコース(写真22)に入ります。コンコースの数ヵ所には千住博画伯の作品(写真23)が飾られています。 入国審査場はターミナル中央部にあり、その先にターンテーブルが並んでいます。到着ロビー(写真24)はコンパクトにレイアウトされていて、北側の端に国内線乗り継ぎカウンター(写真25)、南側の端には手荷物宅配のカウンターがあります。ほかにも24時間営業のカフェ(写真26)や観光案内所、銀行といった施設がフロア内にあります。

ロビー中央のアクセスホール近くにはトラベルデスク(写真27)があり、鉄道やバスの乗車券のほか、レンタカーやホテル予約も手配できます。アクセスホールを進むとモノレールや京急線の改札(写真28)があり、さらに駐車場ビル(写真29)へ続いています。

国際線ターミナルから国内線の第1・第2ターミナルへは1階バス乗り場より無料の巡回バスが約6分間隔で運行されているほか、乗り継ぎの乗客には鉄道の無料乗車券が配布される予定です。

(写真22)到着コンコース

(写真22)到着コンコース

(写真23)千住博『往く雲』

(写真23)千住博『往く雲』


(写真24)到着フロアはこぢんまとした印象。北側の端に国内線乗りつぎカウンター、南側の端に宅配便カウンターがある。

(写真24)到着フロアはこぢんまりとした印象。北側の端に国内線乗り継ぎカウンター、南側の端に宅配便カウンターがある。

(写真26)パスタやサンドイッチなどを出すカフェPista

(写真26)パスタやサンドイッチなどを出すカフェPista

(写真28)京急線の2階改札

(写真28)京急線の2階改札

(写真25)国内線への乗り継ぎのカウンター。国内線ターミナルへは、ターミナル間連絡バスのほか、京浜急行では乗り継ぎ客を対象に無料乗車券を配布している

(写真25)国内線への乗り継ぎのカウンター。国内線ターミナルへは、ターミナル間連絡バスのほか、京浜急行では乗り継ぎ客を対象に無料乗車券を配布している

(写真27)到着フロア中央部分にあるトラベルカウンター

(写真27)到着フロア中央部分にあるトラベルカウンター

(写真29)駐車場ビルは7階建てで約2300台を収納可能。

(写真29)駐車場ビルは7階建てで約2300台を収納可能。

2010年10月