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世界最北の町/ロングヤービーエン

スヴァルバール諸島を象徴する建造物ともいえる種子貯蔵庫。永久凍土の土地を利用した巨大な冷凍保管庫だ

スヴァルバール博物館は展示方法が美しく内容も充実。観光局も入っているので真っ先に訪れたい

宿泊施設「Basecamp Trapper´s Hotel」。町の中心部にありツアーデスクもある

スヴァルバール諸島の方角に舞うオーロラを機上から見ることができた


世界最北の町ロングヤービーエン
スヴァルバール諸島

北緯78度に位置するロングヤービーエンLongyearbyenは、スヴァルバール諸島Svalbard最大の島スピッツベルゲン島Spitsbergenにある町。一般の人が定住している世界最北の町で、町中の様々な物件は「世界最北の」と冠がつく場所が多い。

ノルウェー領となっている土地ながら、スヴァルバール条約に加盟している国(日本も加盟国)の国民であれば、居住や就業が認められているエリアでもあり、町には様々な国の人々が生活している。

ロングヤービーエンに町ができたのは、石炭鉱山が発見されたのがきっかけ。アメリカ人実業家のロングイヤーJohn Munro Longyearがこの町を作り、彼の名にちなんで町の名前が付けられた。炭鉱業は今でも続いており、町の近くでは東側の山にある第7炭鉱が今も操業している。

ロングヤービーエンは世界最北の町として知られるが、ホッキョクグマ(シロクマ)が近くに生息することでも有名だ。郊外に出るときは銃の携帯または銃を持った人の同行が義務づけられており、ホッキョクグマとの遭遇に備えておく必要がある。

幸い町中にホッキョクグマが現れることはほとんどないそうだが、町から少し離れた場所にある犬ぞりツアーオペレーターのお宅ではリビングをクマがのぞいていたこともあったそうだ。オーロラ観測のためにそのお宅の裏山に登ったときも、銃を携帯したスタッフが同行してくれた。


極夜の町

北緯78度と高緯度にあるため、この町は冬は太陽がまったく昇らない極夜を、夏は太陽が沈まない白夜を迎える。この地を訪れたのは2011年11月14日だったが、すでに太陽は昇らない時期に入っており、翌々日の16日からは、沈んでいる太陽の光さえ見られなくなる、24時間が夜という季節に入るタイミングだった。

これまでも何度か冬の北極圏を訪れたことはあったが、ロングヤービーエンで体験した「夜」は強烈な体験だった。もう少し光があるだろうと予想していたこともあるが、トロムソからの飛行機が近づくほどに闇が迫り、ついには機上からさえも地平線の光が見えなくなったときは軽い恐怖を覚えたほど。

暗いと外での行動がつらいが、暗闇が続くということはオーロラ遭遇のチャンス(時間帯)が広がるということでもある。実際、ロングヤービーエンを14時に出発した飛行機からは、スピッツベルゲン島の方角(北側)にオーロラが舞う姿を目撃することができた。


町の見どころ

町なかの見どころは少ないが、いろいろな場所が世界最北なので、歩いてみるといい。真っ先に訪れたいのはスヴァルバール博物館。この地域の歴史と自然とが、わかりやすくかつ美しく展示されている。観光局と地図や書籍、おみやげ物が購入できるショップも入っているので、情報収集もできる。

次に訪れたいのは町の中心部にあるスーパー「Coop」。極北の地にいるとは思えないほど品揃えが豊富で、食材にもバリエーションもある。店員も多国籍のスタッフで様々な国の出身者がいることを感じさせられた。


ホッキョクグマと出合ったら

ホッキョクグマとの遭遇事故は2011年も発生しており、イギリス人の少年が犠牲になった。ホッキョクグマは大切に保護されているので、よほどのことがなければ射殺することはできない。万が一襲われた場合、正面から胸のあたりを撃つ必要があるとのこと。頭は固いので仕留めることができないことがあるからだ。ホッキョクグマと遭遇したらまずは音を立てて追い払うこと。それが無理なら照明弾を打ち、さらに威嚇射撃を行うなどの必要があるそうだ。側面から撃った場合は正当な自衛行為とは認められない可能性もある。

スカンジナビア政府観光局による詳細情報はこちらへ
スヴァルバール諸島

ロングヤービーエン/スヴァルバール諸島 スライドショー

ロングヤービーエンへのアクセス

ロングヤービーエンへのアクセス

町を歩いてみよう

町を歩いてみよう

町の見どころ

町の見どころ

コープ探検

コープ探検

上記の写真をクリックして表示されるサムネールの画像をさらにクリックすると それぞれのテーマのスライドショーをスタートすることができます。

スライドショーで紹介している地名、見どころは以下のとおりです。
「西北部をドライブ」で紹介しているエリアはロフォーテン諸島には含まれない場所ですが、 スヴォルヴァーから1日でドライブできるエリアですので、このロフォーテン諸島のページに入れて紹介しました。

スヴァルバール博物館 Svalbard MuseumBasecamp Trapper's Hotel - Longyearbyen犬ぞり Svalbard VillmarkssenterRadisson Blu Polar Hotel Spitsbergenコープ Coop(Svalbardbutikken)空港 Svalbard Airport種子貯蔵庫 Svalbard Global Seed Vault

ロングヤービーエンへのアクセス

町を歩いてみよう

町の見どころ

コープ探検

2011年12月


地球の歩き方編集室
定価(税込):1680円
発行年月:2011年7月

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地球の歩き方ガイドブック 編集部