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スコットランドと007 James Bond’s 5 Scottish connections

007とスコットランドとの関わりは意外に深い。最新作『007 スカイフォール』でハイランドがロケ地の一部となっただけでなく、それ以前もスコットランドの数々の場所で撮影されてきた。スコットランドと関わりができたのはスコットランド人のショーン・コネリーが初代ボンドを演じたことがきっかけ。作者のイアン・フレミングがボンドの父がスコットランド人というエピソードを加えるなど、その後の作品でスコットランドのエッセンスを加えていくことになった。


Sir Sean Connery
〜ショーン・コネリー

初代ボンドのショーン・コネリーは1930年8月25日、エディンバラ西、ファウンテンブリッジの生まれ。スコットランドに教育基金を設立したり、スコットランド国民党支持だったり、昔も今も生粋のスコティッシュ。

『007 サンダーボール作戦』のショーン・コネリー
(エディンバラ、バルモラルホテルのバスルームにある写真より)

『007 サンダーボール作戦』のショーン・コネリー(エディンバラ、バルモラルホテルのバスルームにある写真より)

Scottish Origin
〜スコットランドの血

イアン・フレミングによる小説『007は二度死ぬ』(1964)で、「ジェイムズ・ボンドはスコットランド人の父、グレンコーのアンドリュー・ボンドと、スイス人の母、ヴォー州出身のモニク・ドラクロワの間に生まれた」(改訳版、井上一夫訳)と記されている。フレミングはコネリーが演じるシリーズ第1作『007ドクター・ノオ』(1962年公開)を観た後にこの小説でスコットランドのテイストを加えたという(それまでボンドの出生は明記されていなかった)。

MI6 Headquarters Scotland
〜 MI6のスコットランド支部

『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』では打撃を受けたロンドン本部に代わってハイランドにある城がMI6のスコットランド支部として登場。ちなみにMI6(Military Intelligence section 6 = 軍情報部第6課)の正式名はSIS(Secret Intelligence Service英国情報局秘密情報部)。

MI6のスコットランド支部となった城

MI6のスコットランド支部となった城


Film Location
〜映画ロケ地

12月公開の『007 スカイフォール』はグレンコーで撮影するなど、スコットランドはロケ地としてしばしば登場している。『007 ロシアより愛をこめて』の最後のボートチェイスはクリナンCrinan、トラックがヘリに追われるシーンもロッホギルプヘッドLochgilpheadとともにアーガイル・アンド・ビュートで撮影、『007 私を愛したスパイ』でもクライドにある英国海軍基地が登場。

スコットランド西海岸のクリナンで撮影されたボートシーン

Kilt, Malt Whisky & Bagpipe
〜スコットランドのシンボルがあちこちに

『女王陛下の007』ではボンドが紋章院ヒラリー卿になりすましてスコットランドの正装でモルトウイスキーを注文。『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』の石油王サー・ロバート・キングの邸宅がローモンド湖畔という設定で(実際はバッキンガムシャーのストウパークで撮影)、葬式はバグパイプの音楽とともにスコットランド式で行われた。

2012年12月