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4th TRAVEL 旅の拠点:イーペル Ieper 豊穣の大地が待っている、「ホップの聖地」への旅

ビールに苦味、香りを加え、保存性を高める役割を持つ植物、ホップ。フランダース地方西部のポッペリンゲ周辺はホップの一大産地だ。そんな「ホップの聖地」を訪れるには、「猫祭り」で有名なイーペルを拠点にするのがおすすめ。ホップへの理解が深まるミュージアム、良質なホップを生み出す農家、そしてそのホップを使ってビールを生み出す醸造所を旅する。 

イーペル Ieper

イーペルは、フランダース地方の西部に位置する、人口3万5000人の小さな町だ。古くから毛織物産業で栄え、この町の中心の広場にはその輝かしい歴史を物語るように、巨大な繊維会館がそびえている。イーペルに注目が集まるのは3年に一度、5月に開催される「猫祭り」の時。毛織物をネズミから守るために昔ここで猫に番をさせたことが由来とされ(諸説あり)、祭り当日には、何百万もの猫に仮装した人々が広場に集まってきて、踊りながら町をパレードする。

ベルギー イーペル マップ
イーペル イメージ

イーペルから行く
ベルギービールの施設

イーペル ベルギービールの施設マップ

①ホップ博物館
National Hopmuseum Poperinge

ホップへの理解を深めるために最初に訪れてほしい施設が、ホップ博物館。ホッペリンゲ駅から歩いて訪れることができるので便利だ。館内には、月ごとにどのような作業が行われているかを道具類とともに解説する展示があり、ホップ作りの流れがわかるとともに、ホップ農家の情熱に裏打ちされて生産されている植物であることが伝わってくる。圧巻なのは、壁一面に並べられた1700種類のベルギービールのボトル。いかにベルギーが「ビール王国」であるかがよくわかる。

アクセス
鉄道でイーペル駅(leper)からホッペリンゲ駅(Poperinge)まで約8分。駅から徒歩約15分/Gasthuisstraat 71 Poperinge
開館時間
10:00〜18:00(個人)
休館日
12月〜2月の全日、3〜11月の月曜日(個人)
入場料
6ユーロ(個人)
URL
Hopmuseum

②ホップクラウト
Hoppecruyt

ホップクラウトは、母親のベネディクトさんと息子のロエルさんが精魂込めて作っている近代的なホップ生産農家だ。肥やしをとるため、50頭近い牛も飼育している。本特集でも紹介しているロマン、デ・ライク、デ・ハルフェマーン、ヘット・アンケルなど6つの醸造所に出荷するための10種類のホップを製造している。春にはホップのまびき体験、夏には農場見学ツアーを開催しているので、興味があれば問い合わせをしてみよう。

アクセス
鉄道でイーペル駅(leper)からホッペリンゲ駅(Poperinge)まで約8分。駅からタクシーで約10分。またはバス(51番系統)で約20分。停留所Proven Dorpで下車/Provenplein 69 8972 Proven
問い合わせ先
info@hoppecruyt.be
URL
't Hoppecruyt

③聖ベルナルドゥス醸造所
Brewery St. Bernardus

自然豊かな西フランダースのホップ生産地の中心に位置する聖ベルナルドゥス醸造所は、1946年以来、ダーク色やブロンド色の修道院タイプのビールを造り続けており、主力商品は「Abt12」。醸造所の隣で栽培されたホップをふんだんに使っている。朝食に力を入れているB&B(The Brewr,s House)も併設している。※B&Bは予約サイトなどからの予約はできないため、eメールで確認を。

アクセス
鉄道でイーペル駅(leper)からホッペリンゲ駅(Poperinge)まで約8分。駅からタクシーで約15分/Trappistenweg 23 8978 Watou
問い合わせ先
info@sintbernardus.be
URL
Sint Bernardus - Watou -
2016年3月