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5th TRAVEL 旅の拠点:その他の都市 Other 情熱ある醸造家が育む、珠玉のビール探訪

番外編として、3つの醸造所(プラス1つの蒸留所)を紹介する。どこも古くから「町や村の醸造所」として伝統を受け継いできて、現在も情熱を持った醸造家がこだわりのビールを造り続けている。拠点とした4つの都市からは少し離れているが、わざわざでも足を運んでもらいたい。

その他の都市から行く
ベルギービールの施設

ベルギー ベルギービールの施設マップ

①デ・ライク醸造所
Brewery De Ryck

ベルギーのファミリー・ブリューワーズのなかで最も小さい醸造所で、4人でボトリングや販売までをこなしている。現在の4代目当主は珍しい女性醸造士のアンさんだ。そして娘のミークさんがお母さんと一緒に奮闘している。生産されている「Special De Ryck」は心地よい苦味が続く、軽い味わいのビール。また「STTENUILKE」のボトルにはフクロウが描かれているが、これは絶滅が危惧される地元産のハーブを使うなど地域文化を守ることを大切にしているため、同じく絶滅が危惧されるフクロウをモチーフに使っているのだそうだ。醸造所が開いていれば、ショップは個人旅行者でも利用可能なので、まずは問い合わせてみよう。

アクセス
鉄道でブリュッセル中央駅(Brussels Centraal)からヘルゼーレ駅(Herzele)まで直通電車で約45分。駅から徒歩で約25分/Kerkstraat 24 9550 Herzele    
問い合わせ先
info@brouwerijderyck.be
URL
Brewery DE RYCK

②ロマン醸造所
n.v. ROMAN s.a.

醸造施設の屋上部分に掲げられた「ROMAN」の文字が特徴的なロマン醸造所。醸造主がROMAN家なのは、醸造所がある村がローマ時代にその起源を持つからだという。醸造所が公式にスタートしたのは1545年と長い歴史を誇る。多彩なラインアップのなかでも人気の「Ename abbey」は、廃墟となっていた修道院跡にミュージアムを建てるプロジェクトのスポンサーとなった縁から生み出されたという。また、ゲント生まれのローマ皇帝の名前を付与された黄金色に輝く「Gentse Strop」は近年発売された新作だ。

アクセス
鉄道でブリュッセル中央駅(Brussels Centraal)からアウデナールデ駅(Oudenaarde)まで約60分。駅からタクシーで約10分。/n.v. ROMAN s.a. Hauwaart 105  B-9700 Oudenaarde
問い合わせ先
info@roman.be
URL
Roman

③ヘット・アンケル醸造所
Brouwerij Het Anke

ベルギー最古の醸造場所といわれるへット・アンケル醸造所は、ブリュッセルとアントワープの中間に位置するメッヘレンにある。駅から醸造所までは徒歩で約25分と少し距離があるが、旧市街を通るため、観光をしながらのんびり向かうのがおすすめだ。代表ブランドは、古くから伝わるレシピをもとに醸造された「Gouden Carolus」。ソフトな口当たりで、ワインのような温かみとしっかりとしたボディを兼ね備えていると評判だ。パブやレストランが併設されたビール博物館や小さなホテルもある。

アクセス
鉄道でブリュッセル中央駅(Brussels Centraal)からメッヘレン駅(Mechelen)まで約30分。駅から徒歩で約25分Guido Gezellelaan 49 B-2800 Mechelen 
問い合わせ先
info@hetanker.be
URL
Het Anker

④モーレンベルグ蒸留所
Stokerij De Molenberg

モーレンベルグ蒸留所は、へット・アンケル醸造所のオーナー一族が昔から醸造業を行ってきた農家を改装し、とてもかわいらしい建物に生まれ変わっている。施設内には巨大な銅鍋や使い込まれた木槌などの醸造道具が置かれている。個人旅行者への設備の見学とウイスキーの試飲にも対応しているため、問い合わせのうえ、訪れてみよう。

アクセス
鉄道でブリュッセル中央駅(Brussels Centraal)からメッヘレン駅(Mechelen)まで約30分。駅からタクシーで約15分/Klaterstraat 1 - 2830 Blaasveld
問い合わせ先
info@hetanker.be
URL
Stokerij De Molenberg
2016年3月