ガイドブック編集部 > 特集 > 鉄道で行くヨーロッパの美しい村 > トリエステ湾を望む小さな港町〜ピラン Piran(スロヴェニア)
スロヴェニア

トリエステ湾を望む小さな港町
ピラン Piran(スロヴェニア)
取材協力:スロヴェニア観光局

トリエステ湾とピラン湾に挟まれたピラン

トリエステ湾とピラン湾に挟まれた半島に位置するピランは、小さな港町である。1283年〜1797年までヴェネツィア共和国の支配下に置かれた。町の中心であるタルティーニエフ広場周辺の建物や聖ユーリ教会などゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式の建物は、この時代に建築されたものが多い。「悪魔のトリル」が代表作であるバロック音楽の作曲家・バイオリニストのジュゼッペ・タルティーニGiuseppe Tartiniは、ピラン出身でタルティーニエフ広場には、彼の銅像が建てられている。広場の一角にある彼の生家には、愛用のバイオリンやデスマスクが展示されている。街の東側には、オスマントルコの侵略から町を守った城壁が残っており、この城壁からピランの町並が一望できる。

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左上(写真1):町の中心であるタルティーニエフ広場/右上(写真2):バイオリニストのジュゼッペ・タルティーニの銅像/左下(写真3):ジュゼッペ・タルティーニの生家/右下(写真4):町の高台にある城壁

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左(写真5):細い石畳の道が続くピランの旧市街/右上(写真6):城壁から一望できるピランの町/右下(写真7):ピラン郊外の天然の塩田であるセチョヴリエ塩田

アクセス方法

鉄道を使う場合、最寄り駅はコペルKoper。コペルからピランまではアリーヴァArriva社のバスでアクセス可能。コペル駅前のバスターミナルから発着している。イタリアのトリエステからは同じくコペルおよびピランへのバスが運行している。ピランのバスターミナルは、町のはずれの海岸沿いにあり、マリーナ方向に数分歩くとピランの中心地タルティーエフ広場に着く。

リュブリャーナ→コペル【Table.1305】

スロヴェニア鉄道の普通列車

鉄道:1日3便
所要時間:2時間19分〜2時間31分

インターシティ(IC)や普通列車(LV、RG)の場合は、ユーレイルグローバルパスなどの鉄道パスのみで利用可能。高速列車のインターシティ・スロヴェニア(ICS)の場合は、全席指定制のため、座席指定券を購入する必要がある。


コペル→ピラン

コトルとピランを結ぶアリーヴァ社のバス

バス:1時間に1〜3本程度運行
所要時間:31分〜58分
運賃(2016年6月現在)コペル→ピラン:€3.10
手荷物料金:€1.30(1個につき)

コペル〜ピラン間のバススケジュールは、下記を参照
URL:http://arriva.si/en/naslovna/aktualni-vozni-redi-ceniki/arriva-vozni-redi/mednarodni-promet/piran-izola-trst/


トリエステ(イタリア)〜コペル〜ピラン

トリエステ(イタリア)→ピラン
バス:1日1便/所要時間:1時間18分〜1時間30分

トリエステ(イタリア)→コペル
バス:1日5〜8便運行/所要時間:45分

運賃(2016年6月現在)
トリエステ→ピラン:€5.90/トリエステ→コペル:€3.30
手荷物料金 €1.30(1個につき)

トリエステ〜コペル〜ピラン間のバススケジュールは、下記を参照
URL:http://arriva.si/en/naslovna/aktualni-vozni-redi-ceniki/arriva-vozni-redi/mednarodni-promet/piran-izola-trst/

※イタリア-スロヴァニア間の国際バスに関してチケット無しで乗車すると€19.30の罰金が課せられる。

※バス運行会社 アリーヴァ・スロヴェニア社
URL:http://arriva.si/en/


ポイント

トリエステやリュブリャーナからアクセスはできるが、鉄道での移動を考えるのなら、リュブリャーナからのアクセスが便利。リュブリャーナからピランの最寄り駅であるコトル間には、世界遺産に登録されているシュコツィヤン鍾乳洞の最寄り駅ディヴァチャDivacaやヨーロッパ最大の鍾乳洞であるポストイナ鍾乳洞の最寄り駅であるポストイナPostojnaがある。ピランとの観光との組み合わせも一考である。ピランの町は、2〜3時間ほどあれば一回りできるほどの小さな町。ここ拠点に広大な天然の塩田であるセチョヴリエ塩田やリゾート地であるポルトロージュを観光するのも良いだろう。

【コラム】スロヴェニアの世界遺産
シュコツィヤン鍾乳洞

チェルケヴィニコヴィムのつり橋

スロヴェニアのカルスト地方にあるシュコツィヤン鍾乳洞は、深さは200m以上、遊歩道で徒歩可能な距離が約3km。紀元前3000〜1700年頃には人も住んでいた。鍾乳洞内にはレカ川が流れており、鍾乳洞内に架かるチェルケヴィニコヴィムのつり橋からの眺めは壮大である。1986年には世界遺産に登録された。
シュコツィヤン鍾乳洞の見学はツアーのみで、グレートホール、チェルケヴィニコヴィムのつり橋、石灰棚ドゥボナラボンヴィクを見るのなら、コース1を選ぼう。コース1の所要時間は約2時間。約3kmの距離、高低差もあるので、歩きやすい靴で参加しよう。ビジターセンターで申し込みが可能である。


アクセス方法

:鍾乳洞を抜けた先は、美しい渓谷を眺められる/:シュコツィヤン鍾乳洞のビジターセンター

鉄道の最寄り駅はディヴァチャDivačaで、リュブリャーナから普通列車やインターシティ(IC)などで約1時間40分。1時間に1便程度運行している【Table.1305】。コペル駅からはリュブリャーナ行きの普通列車やインターシティで、約50分。1日5便程度運行している【Table.1305】。ディヴァチャ駅からは鍾乳洞のビジターセンターまで無料の送迎バスが1日2〜7便運行している。駅からビジターセンターがあるマタヴンMatavunまでは約5kmで、徒歩なら1時間程度。

公式ホームページ:
http://www.park-skocjanske-jame.si/


広大な鍾乳洞内を流れるレカ川



※記事中のアクセス方法に記載の【Table.000】は、「ヨーロッパ鉄道時刻表・日本語解説版」(定価2.200円+税)に記載の時刻表番号となります。時刻表を使ってプランニングする際の参考として、ご利用ください。




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地球の歩き方ガイドブック 編集部