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絶景のアタカマ高地1
(死の谷、月の谷)

チリ北部は荒涼たる砂漠地帯。しかし、鉱物資源が産出されるため、高い標高にもかかわらず大きな町が点在する。日中は40度近くまで上がり、朝晩は氷点下以下まで下がる過酷な環境。ここアタカマ砂漠には、欧米の旅行者を引きつける「岩と砂の不思議な絶景」が存在するのだ。

首都サンティアゴから飛行機で約2時間。カラマのエル・ロア空港が、観光の拠点となるサン・ペドロ・デ・アタカマへのゲートウエイ。ここからアタカマまで5kmほど移動する。移動の道中でも、ただただ荒涼とした風景が広がる。目的のサン・ペドロ・デ・アタカマは標高2436kmに位置し、アタカメーニョ族が最初に住み着いて部落を作ったチリ最古の町。
一時間もあれば1周できる小さな町で、アドベ(日干しレンガ)で作られた平屋が並ぶ。ここには200以上の宿泊施設があり、世界各地からの観光客でいつも賑わっている。

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 1  砂煙が舞うカラマのエル・ロア空港。サンティアゴと同じ国とは思えない風景が始まる。    2  空港から目的のアタカマへと向かう。延々と続く、乾燥した岩と砂だけの世界だ。    3  道路にひょっこり現れた野性のビクーニャたち。過酷な環境に生きる姿に驚く。    4  観光の拠点であるサン・ペドロ・デ・アタカマの町。レストランも数件あり、こちらはLA CASONA Restaurant。    5  カラマで宿泊したTulor Hotel 。独立したロッジ形式の部屋で快適だ。  

アタカマ高地で、まず訪れたいのが砂漠地帯にある死の谷Vall de la muerte。サン・ペドロ・デ・アタカマからわずか30分ほどの地点にあり、ロス・フラメンコ国立保護区に属している。ゴツゴツとした岩と砂漠の世界。世界でもここでしか見られない不思議な風景。奇妙に切り立った岩の間をすりぬけトレッキングは行われる。ここは、まるで異空間。地球上で見たこともない場所だ。NASAが火星探索のための実験を、ここアタカマで行った逸話が思い出される。

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 6  軽装でも大丈夫だが、靴は砂まみれになる。夕方の涼しい時間に訪れるのがおすすめの「死の谷」。    7  到着すると、最初に岩と岩の隙間にできた空間を進む。よく見ると岩塩の結晶が見える。尖った岩肌に気をつけながら歩こう。    8  何千年もかけて自然に侵食され、奇妙に切り立つ岩場に出た。こんな風景は見たことがない。    9  最後に広大な砂丘と岩山を見晴らせる場所へ向かう。死の谷という名前にふさわしい景色だ。    10  風紋が美しい砂丘。遠くにはアンデス山脈が見える不思議な風景。    11  死の谷の岩場の頂上付近からの眺め。荒涼としているが、青空とのコントラストが美しい。    12  眼下には、観光客を連れてきたツアーの車が小さく見える。子供でも楽しめるくらいの高低差だ。  

死の谷とセットで訪れることが多いのが、月の谷Valle de la lunaだ。あたかも月面を思わせる岩だらけの壮大な風景が目の前に広がる。岩肌は深く侵食され連なり、遠くには美しい山々が望める。ここでサンセットを迎える。刻々と変わる空と大地の色に魅了され言葉が出ないほど美しい。訪れた日はちょうどスーパームーン。大きく幻想的な月が山にかかり、多くの観光客が見入っていた。

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 13  日没直前に月の谷に到着。多くの観光客が思い思いにサンセットを待つ。    14  深く侵食されゴツゴツとした岩場が2kmにわたり広がる月の谷。まるで月のクレーターのようだ。    15  日没と共に、周りの景色の色が刻々と変化していく。赤くロマンテイックに染まる幻想的な時間。    16  山の上にかかるスーパームーン。晴れ渡った空に美しい姿を見せてくれた。  

トコナオとミスカンティ湖

アタカマ周辺を巡るツアーには、山あいの小さな村トコナオや、高地の湖も一緒にまわるものが多い。高地ならではの澄んだ薄い空気の中で目にする風景は、どれも過酷で美しい。特に標高4000m以上の高地にあるミスカンティ湖Laguna Miscanti周辺をトレッキングすると、風の音も聞こえない。青く美しい湖面を眺めながら、高山植物の生える遊歩道を進むのは、空気が薄いため、少々辛い。しかし、人の手に汚れていない神秘的で静寂な場所に立てることに、深く感動するだろう。

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 17  標高2475mに位置するインディヘナの村トコナオ。サン・ルーカス教会の前には白い鐘楼が立つ。    18  ツアーの途中に立ち寄ることの多いトコナオの村。散策すると、美しい渓谷が現れた。    19  標高4000m以上の場所にあるミスカンティ湖。ミニケス湖までのトレッキングを1時間ほど楽しめる。    20  ミニケス湖Laguna Miniquesでくつろぐ観光客。空気が薄いのでムリは禁物だ。  





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地球の歩き方ガイドブック 編集部