2006年のアイスランド取材は、2チームで5名の取材班が2週間にわたって、アイスランド各地を巡りました。みなさんにお伝えしたいこと、おすすめしたい観光ポイントはできるだけ記事に盛り込みましたが、取材の最中は実にいろいろな体験をしています。こちらでは、記事には書かなかった「取材ウラ話」を中心に、アイスランド取材で遭遇・体験したことを紹介していきます。
第1弾は取材日記です
「取材こぼれ話」の第一弾は、地球の歩き方取材班の取材日記をご紹介します。地球の歩き方取材班は前半にレイキャヴィーク周辺地域を、後半に各地を取材しましたが、思わぬ出合いあり、トラブルありの実に濃い2週間でした。第1回は、折返点となった取材日8日目までの日記です。取材スタッフHがレポートします。
町並みが美しいアークレイリ
取材1日目 日本からアイスランドへ
今回のアイスランド行きはコペンハーゲン経由で。スタッフHは3年ぶりの空港利用、同行のスタッフGはなんと5日前に利用したばかり。日本を1時間遅れで出発したが、アイスランド航空への乗り継ぎ時間は4時間近くあるので、まったく問題なし。日本からコペンハーゲンまでは満席だった。
真夜中なのに外はこんなに明るい
コペンハーゲンからのフライトは定刻どおり。アイスランドに降り立ったのは22:00(日本時間の朝7:00)を回っているが、まだまだ明るい。アイスランドの景色を見ようとがんばるが睡魔に負ける。目が覚めたらすでにレイキャヴィーク市内に着いていた。先にレイキャヴィーク入りしていた取材班と簡単に打ち合わせを行い就寝。家を出てから24時間が過ぎていた。
取材2日目 ブルーラグーン温泉でまったり
今日は2チームともブルーラグーンの取材へ。広報の方に話を聞き昼食をとり始めたところ、天気が悪くなり雨まで降ってきた。幸い、ここに到着するなり写真を撮っていたので、なんとか使えるカットは押さえられたはずだが、この天気は痛い。
午後は入浴を体験。入浴中に晴れたときに備え、コンパクトタイプのデジカメを防水袋に入れ持ち込む。
ぬるめのお湯だけど最高に気持ちいい!
お湯の温度は低いが、お湯のなかにはいるととても気持ちがいい。昨日の長時間移動の疲れも解消できそうだ。お湯が海水なので肌もふやけないため、取材班一同、約1時間半も入浴を楽しむこととなった。
この日の夕食はスタッフGが強力に推薦するVOX。特に事前の取材申請は行っていなかったのだが、快く対応してくれる。どこぞの気取ったお店とは大違い! コース料理を頼んだが、飲んべえチームは、ひと皿ひと皿にワインを付けるオプションを選択。とても幸せな気分になりながらも、伝票の数字を見て現実に戻る。「うまい!」が「高い!」ぞ、アイスランド。
取材3日目 いよいゴールデンサークルへ
今日はブルーラグーンと並ぶメジャー観光地、ゴールデンサークルへ。この取材のハイライトのひとつだ。が、シングヴェトリル国立公園に近づくほどに天気が悪くなってきた。ギャウが見渡せる展望台に立つころは、風も出てきてかなり寒い。しかし、景色のすごさに圧倒され、手がかじかむのも忘れて写真を撮りまくる。
しかし、ここで大失敗。
ギャウの上は自由に歩くことができる
今回は少しでも機材を軽くしようとマニュアルの銀塩一眼レフを持ってきたのだが、なんとフィルムが巻き上げられていなかった! デジタル・カメラでも撮影はしていたが、メイン撮影をフィルムにしていたので、「あのカットもこのカットも」記録できていないことに気付く。やっちまいました。
取材4日目 レイキャヴィーク市内取材
レイキャヴィーク滞在4日目にして、やっとゆっくりと市内を見ることに。今日まで毎日、ホテルを移動しているので、なかなか土地勘がつかめない。フレンムルHlemmurのバスターミナルまで来たのはいいが、危うく違う方向に向かって歩き出すところだった。
事前の話ではレイキャヴィーク市内は週末でもお店が開いているとのことだったが、通りに人影はまばらで、お店もみんな閉じている。
こうやって見るとおいしそうなんですけどねえ
あとで聞いたところでは、土日はみんな家でゆっくりしているということで、午前中から町に出ても仕方がないということがわかった(博物館などはオープンしている)。
今日は2班に分かれての取材。スタッフGはお客さんへの案内のため、今晩は和食にしようと言う。市内中心部にあるお店を訪れたところ、ツッコミどころ満載のごはんで、大ウケしながら食事を楽しむ(残念ながら料理は楽しめなかった……)。
取材5日目 レイキャヴィークを歩く
今日もレイキャヴィーク市内の取材。昨日はミサが行われていたため入場を遠慮したハットルグリムスキルキャ教会を再び訪れる。タクシーのドライバーに「ハトルグリムス・チャーチに行って」と説明するが、全然通じない。「これだよこれ」と写真を見せたら「ああ、ハットルグリムス・チャーチね」と発音を教えられた。
国会議事堂前の庭にも自由に入ることができる
まずは誌面で紹介する予定のルートをたどり、午後は自由行動に。バスに乗ったところ、何度も確認したのに違う方向に向かうバスに乗ってしまい、しかも小銭を持っていなかったために、倍額のIsk500もの乗車賃を払うはめになってしまった。
取材6日目 ホテル巡り
今日はツアーで使われているホテルを確認するために、市内のホテルを行脚。まずはアポイントを入れていたデザインホテル「101」を訪れ、そのあと市内にあるホテルを巡る。
レストランVOXの取材のときにも感じたが、アイスランドでの取材は本当にやりやすい。飛び込みで訪れたところでも、全然いやな顔をせずにフレンドリーに対応してくれるところがほとんどだ。
レストランのデザインもスタイリッシュな「101」
先に現地入りしていた取材班は、今日がアイスランド滞在の最終日。晩ごはんは滞在ホテルのメインダイニングを使ってみたが、今ひとつぴんとこず。VOXのごはんはおいしかったなあ、などとつぶやいてしまった。
取材7日目 北部取材1日目
今日から地球の歩き方取材班は地方取材に。最初は北部の訪問だ。朝のレイキャヴィークの天気はぱっとしないが、現地到着時の晴れ具合はまあまあ。まずは、宿泊地のミーヴァトン湖に向かい、この2日間のスケジュールを確認する。
ゴールデンサークルの景色を見たときは、「さすがアイスランドの景色は違う」と感動を覚えたが、北部地域の景色もすごい。
夕焼けのミーヴァトン・ネイチャーバス
デティフォスの滝までの道路がまだ使えず、滝を見ることができなかったのが残念だが、巨大マリモにクレーター群、断崖の景色など今日も見どころ満載だ。
午後はホエールウオッチング・クルーズに乗ることができたが、こちらでもザトウクジラのブリーチング(ジャンプ)を見ることができ、ほかの乗客とともに大興奮。フーサヴィーク発のクルーズはクジラ遭遇の確率が高いと聞いていたが、さっそくそれが目の前で証明された。取材8日目 北部取材2日目、レイキャヴィークへ戻る
北部地域2日目の最初のプログラムは、溶岩台地を眺めながらのスノーモービル乗車。「眺めながら」と言っても、雪が積もったばかりなので、雪景色のなかをすっ飛ばすクルージングだが、久しぶりに爽快感を味わった。
そのあとは火山活動の様子をさまざまな角度から見られるポイントを巡ることに。快晴に近い天気になり、写真撮影も快調に進む。この2日間でデジカメだけで1200カット(フィルム換算で30本以上)を撮影。
スノーモービル体験はコストがかかるアトラクションだがとてもエキサイティングだ
最後はこのエリアで見ることができるとは期待していなかった「芝の家」も見ることができ大満足。夕方のフライトでレイキャヴィークに戻る。今日からはレンタカーを借りて、レイキャヴィーク南西にあるクヴェラゲルジを拠点に行動することになる。
ターンテーブルから荷物をピックアップし、レンタカーのカウンターに向かうが、「あれ? スタッフがいないぞ?」
これが、トラブルの始まりだった。続きは取材日記Part2で。








