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ゴールデンサークルの見どころ シングヴェトリル国立公園

ゴールデンサークルの見どころは数ポイント。いずれも性格が異なり、アイスランドの自然の多様性を一度に見ることができる。まさに「ゴールデンサークル」と呼ぶにふさわしい、ハイライトシーンが集まっている。以下、順番に紹介していこう。

世界最古の議会が開かれたシングヴェトリル国立公園

地球の割れ目を俯瞰

地球の大陸創世の源を見ることができるのが、ここシングヴェトリル国立公園。世界最古の議会が開かれたという歴史的にも重要なポイントだ。

駐車場から徒歩でほんの2、3分。木で造られた展望台に立つと、左右に広がる地球の割れ目「ギャウ」と、一段低くなった台地が一望にできる。ここで見ることができる「ギャウ」は、大西洋の海底から連なるもの。地上にこういった地球のプレートの割れ目が現れる場所は世界でも2カ所だけと言われ、アイスランドではギャウが南北に縦断している。

崖の上は特に柵もないので、足元に充分注意しながら岩の上を歩いてみよう。奥のほうに進むと、この割れ目がいかに大きな規模のものであるかが理解できるはずだ。

眼下にはシングヴァトラヴァトン湖が一望できる

眼下にはシングヴァトラヴァトン湖が一望できる

ギャウのてっぺんに立つこともできるが、足元には注意して!

ギャウのてっぺんに立つこともできるが、足元には注意して!

割れ目は1本だけではない。さまざまな幅のものが続く

割れ目は1本だけではない。さまざまな幅のものが続く

ビジターセンターで予習しておこう

ビジターセンターで予習しておこう


地球の割れ目を歩いてみよう

上からの眺望を存分に楽しんだら、今度はギャウの間を歩いてみよう。道はなだらかな下り坂になっているので、子供の足でも問題なく歩くことができる。両側に崖が続く場所を抜けると、視界はぐんと広がる。進行方向左側にそびえる断崖の高さが増していることにも気付くはずだ。この断崖があったおかげで、記念すべき世界最古の議会はここで開かれることになった。

展望台直下の割れ目は案外狭い

展望台直下の割れ目は案外狭い

ギャウの段差が大きくなった。溶岩の壁がそびえる

ギャウの段差が大きくなった。溶岩の壁がそびえる

議会開催の場所に立つ

アイスランドの国旗がはためくのが見えたら、ルートに沿って、旗の方角を目指そう。現在では世界最古の議会「アルシンギ」が開かれた当時(930年)の正確な位置はわかっていないとされているが、発言者の声がよく反射して響く、このあたりのようなポイントが使われていたと推測されている。1944年6月17日には、アイスランド共和国の誕生をここで祝った。

独立を祝うためここに大勢のアイスランド人が詰めかけた

独立を祝うためここに大勢のアイスランド人が詰めかけた

この壁のおかげで、発言者の声がよく反響する

この壁のおかげで、発言者の声がよく反響する

水辺の景色も美しい

記念すべき議会開催のポイントから下ると、あとは平坦な道を歩き駐車場のあるギャウまでたどりつく。川辺の景色は古い日本の風景を見ているようで、とても心が安らぐ。駐車場近くにあるギャウは高さはそれほどではないが、きれいな水をたたえていて美しい表情を見せてくれる。底には観光客が投げ入れたコインがきらめいている。水辺の景色でほっとさせられる場所だ。

観光バスは、こちらでツアー客を待っていてくれる。セルフドライブの場合はまた上の駐車場まで戻る必要があるが、こちらの駐車場の景色も美しいので、素通りしないように。

自然のまま流れる川を見ているとほっとした気分になる

自然のまま流れる川を見ているとほっとした気分になる

このあたりのギャウは水がたまっている。底にはたくさんのコイン

このあたりのギャウは水がたまっている。底にはたくさんのコイン

2006年07月