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北西部フィヨルドの見どころ イーサフィヨルズル

イーサフィヨルズルの町は大きく分けて、サマーハウスのある山のエリアと、麓の町のエリアとに分かれる。まずは景色のいい山のほうに上ってこのエリアを俯瞰してみよう。

空港は町とは反対側の山の麓に造られている

夏はサマーハウスで

麓の町から車でわずか5分くらいの場所に夏の間滞在するためのサマーハウスがある。人々は、すぐ近くに自宅があるにもかかわらず、夏になるとこの山の中腹のサマーハウスで過ごすそうだ。サマーハウスのあるエリアではベリーが収穫できる。また9ホールのゴルフ場もある。

夏の間だけの住まいとは思えないほど立派な建物もある

夏の間だけの住まいとは思えないほど立派な建物もある

眺めのいいゴルフ場。物価の高いアイスランドでもグリーン・フィーは安価だ

眺めのいいゴルフ場。物価の高いアイスランドでもグリーン・フィーは安価だ

冬はスキーを楽しむ

サマーハウスが並ぶトゥングス谷の上には冬の間スキー場となるスロープが広がっている。イーサフィヨルズルの地域は、10月から4月まで積雪があるので、国内でも指折りのスキー場となっている。スキーリフトは少ないが、暖かい休憩小屋もあるので快適に過ごすことができる。クロスカントリー・スキーも盛んだ。

クロスカントリー・スキーのコースには旗が立っている

クロスカントリー・スキーのコースには旗が立っている

宿泊はできないが食事をとることができる小屋がある

宿泊はできないが食事をとることができる小屋がある

自然と向き合う豊かな生活

イーサフィヨルズルには帰郷してくる人々が多いという。それはこの土地が子育てしやすく、住み心地のいい場所だからだそうだ。実際このエリアの治安は非常に良好で、人々は家にも車にもカギをかけないし、親たちも目が届かないところで子供が遊んでいても特に心配はないという。みんながご近所のような付き合いだからだそうだ。

いいことづくめのような暮らしぶりだが、冬のフィヨルド地域は常に雪崩の危険と背中合わせなので、自然との共存という点では苦労もあるという。イーサフィヨルズルのすぐ近くの町では近年、大規模な雪崩事故が発生し、ふたつの町で一度に14人(スーザヴィーク)、20人(フラトエイリ)という人々が犠牲になるということもあった。

それでもここに住む人々は自分の故郷を愛していて、自然とうまくやっていくことを大切に考えているという。夏はトレッキングを楽しみ、冬は冬でクロスカントリー・スキーを楽しむ。個人所有の土地であっても、ここでは自由に行動し余暇を楽しんでいるそうだ。

サマーハウスはゴルフ場のすぐ上に並んでいる。このあたりは雪崩の心配も少ない

サマーハウスはゴルフ場のすぐ上に並んでいる。このあたりは雪崩の心配も少ない

トゥングス谷には小さな滝がある。この周辺がベリーのよい収穫場所

トゥングス谷には小さな滝がある。この周辺がベリーのよい収穫場所

住宅はフィヨルドの奥に建ち並んでいる

住宅はフィヨルドの奥に建ち並んでいる

町の一部はトンネルを掘った土で埋め立てた土地にも広がっている

町の一部はトンネルを掘った土で埋め立てた土地にも広がっている

西フィヨルド海事博物館 West Fjords Maritime Museum

北西部フィヨルド地域も漁業で栄えてきたエリアだが、埋め立てた町の外れに、近代漁業の様子をメインに展示した海事博物館がある。建物は1784年に建築された背の高い木造建築だ。

博物館の前には荷物を運んでいたトロッコも残されている

博物館の前には荷物を運んでいたトロッコも残されている

昔はこれが金にも値した。干した塩ダラ

昔はこれが金にも値した。干した塩ダラ


捕鯨の様子を説明する展示もある。イギリス人にはえらく不評とか

捕鯨の様子を説明する展示もある。イギリス人にはえらく不評とか

トロール漁の方法を示す展示。漁具の展示も豊富

トロール漁の方法を示す展示。漁具の展示も豊富

2006年07月