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アイスランド北部の見どころ ゴーザフォスの滝、レイファス、フーサヴィーク、アウスヴィルギ

ここで紹介する見どころは、正味2日間の取材期間中に巡ることができたポイントだが、全部を回りきるとなるとかなり忙しいスケジュールとなる。取材班が訪れたときは、大きな見どころのひとつであるデティフォスの滝へアクセスできなかったため、本当はこれらの見どころにさらにデティフォスの滝が加わる。すべてを見るのなら3日間はほしいところだ。

神々の滝
ゴーザフォスの滝 Godafoss

1000年にアイスランドがキリスト教に改宗する際、それまで信仰していた偶像を投げ入れたとされる滝がこのゴーザフォスの滝。滝の規模はそれほど大きくないが、U字型の滝壺は見る角度によって表情を変えるので、ついつい見入ってしまう。滝の上から下流まで川沿いに歩くことができるルートがあるので、下流の橋のあたりまで歩いてみよう。滝壺からは離れてしまうが、橋の近くの景色もダイナミックで滝と川の両方の景色を楽しむことができる。

滝壺の上に立つこともできる

滝壺の上に立つこともできる

滝壺から流れだす川の景色もかなりの迫力

滝壺から流れだす川の景色もかなりの迫力

橋の近くで川が大きく蛇行している

橋の近くで川が大きく蛇行している

橋を渡りきったあたりからはこのような眺め

橋を渡りきったあたりからはこのような眺め

芝の家が残る
レイファス Laufas

アークレイリから北に車で20分ちょっと行ったところにあるレイファスには、アイスランドで昔使われていた芝の家が保存・展示されている。芝の家を展示する博物館は各所にあるが、ここレイファスの芝の家は30人もの人々が生活していたことがあるという大きなもので、展示物も非常に多い。芝の家をまだ見ていなければ、ぜひ訪れてほしい場所だ。

The old farmhouse at Laufas
開館時間: 5月15日から9月15日の10:00〜18:00
電話: 463-3196

芝の家を正面から見たところ。建物は奥のほうまで広がっている

芝の家を正面から見たところ。建物は奥のほうまで広がっている

こちらは客間。玄関を入ってすぐ左側の光がよく入る場所となっている

こちらは客間。玄関を入ってすぐ左側の光がよく入る場所となっている

寝室は2階に造られていた。今にも住人が現れそうな雰囲気

寝室は2階に造られていた。今にも住人が現れそうな雰囲気

こちらは1階の家畜小屋。2階に寝室を造ったのは家畜の体熱で上部の部屋が少しでも暖かくなるからということだ

こちらは1階の家畜小屋。2階に寝室を造ったのは家畜の体熱で上部の部屋が少しでも暖かくなるからということだ

ホエールウオッチング・クルーズに参加するなら
フーサヴィーク Husavik

フーサヴィークは町並みのきれいな、チョルネス半島の西の根元にある漁業の町だ。ここに来たらぜひ参加したいのがホエールウオッチング・クルーズ。フーサヴィーク発のクルーズでは、クジラとの遭遇率が非常に高く、なかなか見ることのできないシロナガスクジラの姿も見られることがあるという。

取材班がクルーズに乗ったときもすぐにイルカの群れが現れ、間もなくザトウクジラを見ることができた。写真におさめることはできなかったが、なんとザトウクジラのジャンプ(ブリーチング)する姿も見ることができ、船のガイドもこれはすばらしい、と言うほど。

風がある船の上では夏でも身体が冷えるので耳あてのついた帽子と手袋、風を通さない上着などを準備していくとよい。

ホエールウオッチング・クルーズ会社
Northern Sailing
www.northsailing.is(英語ページ)

フーサヴィークの港。家々がとてもカラフルだ

フーサヴィークの港。家々がとてもカラフルだ

船のすぐ近くにザトウクジラが現れた

船のすぐ近くにザトウクジラが現れた

8本足の馬が残したひずめのあと
アウスビルギ Asbyrgi

ここアウスビルギも火山活動の規模の大きさを知ることができる場所だ。北から南に3.5kmほど続く馬蹄形の峡谷があるのだが、この地形は氷河の下で活動していた火山が爆発した際に大きな洪水が引き起こされ、溶岩や岩が流されてしまった結果できたものだと考えられている。また伝説では、神様の乗った8本足の馬が地面を踏みつけた際に、この馬蹄形の峡谷ができたとしている。

峡谷の奥の駐車場からは1時間弱で巡ることができるルートがあるので、一番奥の崖の麓まで行ってみよう。峡谷が強い風を防いでくれているため、ここに育つ木はアイスランドでも最大級の高さまで成長している。非常に多くの鳥たちも生息していて、鳴き声があちこちから聞こえてくる。

谷の最奥部はボットゥシュトゥルンBotnstjornと呼ばれる場所。「池の底」という意味で、峡谷を下から見ることができる。ここを訪れたら、最後に峡谷を見下ろすことができる展望ポイントにも行ってみよう。

「池の底」からの眺め。広角レンズでも峡谷の全貌を収めきることができない

「池の底」からの眺め。広角レンズでも峡谷の全貌を収めきることができない

展望台からの眺めもすばらしい。晴れた日に再訪したいと思ったほど

展望台からの眺めもすばらしい。晴れた日に再訪したいと思ったほど

2006年07月