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アイスランド北部の見どころ ミーヴァトン湖、プセウドクレーター、ディムボルギル、グリョタギャウ

蚊の湖
ミーヴァトン湖 Myvatn

ミーヴァトンMyvatnとは「蚊の湖」という意味。名前のとおり、夏になると大量の蚊が発生する場所がある。ここは水鳥の楽園としてもよく知られている。湖の広さは約37平方キロメートル。昔は氷河に覆われていたが火山活動で氷河が融け、現在のような湖になったと考えられる。

湖のなかにもたくさんのクレーターが浮かんでいる

湖のなかにもたくさんのクレーターが浮かんでいる

スクートゥスタジルのプセウドクレーターから湖を一望できる

スクートゥスタジルのプセウドクレーターから湖を一望できる

水蒸気爆発が作った
プセウドクレーター Pseudocraters

プセウドクレーターとは「疑似クレーター」のこと。スクートゥスタジルで状態のいいものが見られる。各々のクレーターは溶岩流の噴出による爆発でできたというわけではなく、熱い溶岩が湖に流れ込んできた際、水蒸気爆発によってこれらのクレーターが作られた。ゆっくり歩いても1時間ほどで回ることができる。

クレーターの一帯は放牧地になっている

クレーターの一帯は放牧地になっている

プセウドクレーターがこれだけきれいな状態で残っているのは珍しいことだそうだ

プセウドクレーターがこれだけきれいな状態で残っているのは珍しいことだそうだ

黒い都市
ディムボルギル Dimmuborgir

ディムボルギルもまた、火山活動が作り出したユニークな地形だ。ここには以前溶岩が湖のようにたまっていて、溶岩が流れ去った際に、溶岩の湖のなかにできていた小山や表面で固まっていた岩が残り、現在の地形ができたと考えられている。

ここには散策コースがあるので、時間と体力に合わせて歩いてみるとよい。奥の「キルキャKyrkjan(教会という意味)」と名付けられた岩まで行くコースの所要時間は約1時間。最も短いルートで20分弱が必要だ。
このエリアは迷路のようになっていて、岩がもろくて崩れやすいので、ルートを外れることのないように注意したい。長いコースを歩くなら水を準備しておくといい。風が吹くと細かい砂が舞い上がり機械に悪影響を与えるので、カメラやビデオを入れることができるバッグも準備しておこう。

ルートのところどころに標識とどのコースを歩いているかを示す色付きのサインがある

ルートのところどころに標識とどのコースを歩いているかを示す色付きのサインがある

このような穴のあいた岩もある

このような穴のあいた岩もある


「教会」からの眺め。なぜ教会と呼ばれるかはぜひ自分の目で確かめて!

「教会」からの眺め。なぜ教会と呼ばれるかはぜひ自分の目で確かめて!

意外と高低差もある。底を歩いていて道に迷ったらどこにいるかわからなくなってしまうので注意すること

意外と高低差もある。底を歩いていて道に迷ったらどこにいるかわからなくなってしまうので注意すること

洞窟の温泉風呂
グリョゥタギャウ Grjotagja

シングヴェトリル国立公園では地球の割れ目「ギャウ」を見ることができるが、アイスランド北部にもシングヴェトリル国立公園からつながっているギャウが露出している場所がある。
レイキャフリーズのすぐ南側にあるグリョゥタギャウは、割れ目の底に温泉がわきだしている場所で、以前は洞窟風呂として実際に使われていた。しかし、1980年代後半の噴火活動により湯温が急上昇してしまったため、現在は入浴するにはちょっと熱すぎる温度(摂氏約50度)となっている。

洞窟風呂の入り口はこんな感じ。よく見つけたものだと感心させられる

お風呂として使われていた洞窟は2カ所にある。こちらは女性用の風呂として使われていた

冬の北部はアクティビテイ天国

北部の観光のピークシーズンは夏だが、ミーヴァトン湖周辺は冬もさまざまなアクティビティが体験できる。取材班が訪れたときは2週間前に大雪が降ったため、6月頭だというのにスノーモービルに乗ることができた。スクートゥスタジルにあるセル・ホテルは豊富な冬のアクティビティメニューを準備している。冬にアイスランドを訪れるならぜひミーヴァトン湖まで足を延ばしてみてはいかがだろうか。

体験してみたいスノーモービル

体験してみたいスノーモービル


ミーヴァトン湖のアクティビティ紹介ページ
www.myvatn.is/eng/main (英語ページ)

2006年07月