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ウエストマン諸島の基本情報

ウエストマン諸島はアイスランド南部に浮かぶ、15の島々からなる諸島の総称だ。人が住んでいる島はヘイマエイ島だけで、現在の人口は約4300人。1973年に火山の大噴火があり、島民は全員が避難した。昔から漁業が盛んで、島の人口がアイスランド全人口の2%にも満たないのに比して、魚の輸出量ではアイスランド全体の9%を担っているという。

ウエストマン諸島周辺図(クリックすると拡大表示されます)

ウエストマン諸島周辺図(クリックすると拡大表示されます)

ウエストマン諸島の見どころ

見どころというには不謹慎かもしれないが、1973年の大噴火のあとは、今でも当時の爆発がいかにすさまじいものであったかを物語っている。また、島々は海鳥の楽園にもなっているので、島々を巡るボートクルーズにはぜひ参加したい。シャチの姿を見ることもある。夏であれば、ヘイマエイ島の各所でもパフィン(ヒメツノメドリ)を間近に見るチャンスもある。

噴火当時は400軒近くが溶岩に飲み込まれてしまった

噴火当時は400軒近くが溶岩に飲み込まれてしまった

ウエストマン諸島への移動

ヘイマエイ島まで行くには飛行機か船を利用する。飛行機の所要時間はほんの30分弱。船ならば、レイキャヴィークから車で1時間ほど行った港ソルラゥクスホプンから約2時間40分だ。

フェリーの情報
www.herjolfur.is
飛行機移動ならとても近く感じられるはず

飛行機移動ならとても近く感じられるはず

ウエストマン諸島の島々

人が住んでいるのはヘイマエイ島のみ。ほかの島は、海鳥の卵を採取したり鳥を捕まえたりする漁師が夏に6週間だけ滞在を許されている。また、海底火山の噴火により1963年にできたスルトセイ島は、学術研究のため立ち入りが制限されている。できたばかりのこの島は、火山でできた島がどのように育っていくかが見られる非常に貴重な場所となっているからだ。

町は港のある島の北部にまとまっている

町は港のある島の北部にまとまっている

ヘイマエイ島

ヘイマエイ島の現在の人口は約4300人。1627年にはアルジェリアから来た海賊によって島民が殺害、誘拐されたという悲劇的な歴史ももつ。ヘイマエイ島を現代で世界的に有名にした事件は、1973年1月23日に起きた、エルドフェトルEldfell山の大噴火だ。このときは海水を溶岩にかけて進行を停止させ、港が閉鎖されるのを防いだ。

この溶岩流の下に民家が埋もれている

この溶岩流の下に民家が埋もれている

その他の島々

観光客が上陸できる島はないが、ボートクルーズに参加すれば、島のすぐ近くまで寄って、鳥たちの巣を観察することができる。
先にも書いたように、学術的に非常に重要な島は1963年にできたばかりのスルトセイ島。植物の生え方や鳥たちの巣作りの様子などの記録が続けられている。NASAの研究者も訪れているそうだ。

諸島の島々は火山噴火によってできたため、北東から南西方向にきれいに並んでいる

ウエストマン諸島に滞在するなら

ヘイマエイ島には何軒もの宿泊施設がある。毎年、8月1週目の週末は1874年依頼続いているお祭りがあるので、島はたいへん混雑する。この時期に島を訪れるなら早めの予約を。

ホテル・ソルシャマール Hotel Torshamar

町の中心部近くにあり、設備も充実している3つ星ホテル。レストランもあり、パフィン料理も試すことができる。

DATA
住所: Vestmannabraut 28, 900 Vestmannaeyjar
電話: 481-2900
Fax: 481-1696
部屋にはミニバーもある

部屋にはミニバーもある

2006年07月