ヘイマエイ島はそれほど大きな島ではないが、アップダウンがあるため徒歩で全域を見て回るのはきつい。viking tours社のツアーが出ているので、それに参加しよう。飛行機でこの島に到着したなら、13:00スタートのツアーに乗ることができる。ツアーの申し込み支払いは港の近くのカフェCafe KROで。ツアー代は大人ひとりIsk2700(9歳から14歳の子供はIsk1700、9歳未満は無料)。
▼viking tours
www.boattours.is
この断崖で、子供たちが鳥の卵を取るためのロープ使いを練習している
ヨーロッパ100選にも選ばれたゴルフ場
ツアーバスで最初に訪れるのは、島の北西部にあるゴルフ場のあるエリア。ヘイマエイ島には18ホールの本格的なゴルフコースがあり、夏は白夜のもと、24時間プレイが楽しめる。このコースはヨーロッパのベスト100にも選ばれたというものだ。
ゴルフ場の北側には毎年夏に開催されるお祭りの会場となる広場がある。1874年前、シングヴェトリル国立公園で国民が集まるお祭りがあったとき、ウエストマン諸島の住民は悪天候のため本土に渡ることができず、彼らは独自のお祭りを1カ月遅れで島で祝うことにした。このイベントには毎年1万人以上が集まってくる。
ゴルフ場は海のすぐ近くにあるため眺めもいい
象が下を向いているかのように見える岩。わかりますか?
すり鉢状の底の部分がお祭りの会場となる
ヴァイキング時代の建物を復元中
いまだに熱気をはらむ火山
バスツアーのハイライトは、1973年の大噴火でできた山、エルドフェトルへの登山だ。町を一望できるあたりまで車で上り、そこからは徒歩で噴火口のあたりまで登っていく。足元が悪いので非常にいい運動になる。はきやすい靴を準備して臨んだほうがいい。
足元は非常に崩れやすいので歩きにくいが危険なルートはない
北東の方角を見れば、火山がどのように町を襲ったかがわかる
火口付近は今でも熱気を感じる。1m掘るとその温度は摂氏400度にもなるとのこと
ここが噴火口。ここから島の面積を2.2平方キロメートルも増やすほどの溶岩が流れ出た
溶岩流から守られた港
バスツアーは、最後に溶岩流からも守られた港を訪れる。当時も今も漁業は島にとって重要な産業だが、火山が噴火して溶岩が北西部に流れ出したとき、島の北部にある港は溶岩で埋もれてしまう恐れがあった。このとき、冷たい海水を溶岩に浴びせるという方法をとり、溶岩流は港の手前でストップ。港は守られた。
現在、港にはノルウェーから贈られた教会が建ち、博物館もある(教会は入場無料)。
港は深い入り江になっている
2000年にノルウェーから贈られた教会は木造だ
港のなかの海面は外海に比べて非常に穏やかだ
溶岩流の上にはウォーキングルートも作られている
パフィンと出合う丘
パフィン(ヒメツノメドリ)は、クチバシが大きい体高30cmくらいの鳥だ。毎年、夏になると子育てのためにウエストマン諸島に渡ってくる。5つの島に生息するパフィンの数は800万羽と推測されている。
パフィンのつがいは生涯連れ添い、ひと夏に1個の卵を生む。オスはメスよりも2週間ほど早く島に到着し、自分たちの巣穴を掃除する。8月は雛の巣立ちの季節だが、町の明かりにまどわされて、海のほうへ飛ばず町で迷子になる雛が出てしまう。そのため、島の子供たちは迷子になった雛たちを保護し、翌日海に放してやるという活動を続けている。
島の南端の高台からちょっと下ったあたりがパフィンの観察ポイント
いたいた、崖に鈴なりになっています
近寄り過ぎると逃げてしまうが、一定の距離を保っておけばじっくりと観察できる
これがパフィンの巣。毎年同じ巣を使う。深さは約2mで入り口近くにトイレとして使う部屋を設ける








