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修道院の正面の幅は221m。ロマネスクからゴシックへの過渡期の建築様式であり、現在見られるバロック様式のファサードは18世紀になってから改築されたものである。
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「王の間」のアズレージョには、アルコバサ修道院の歴史が画かれている。
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修道院の食堂の側面に設置された説教台とそこに通じる階段はゴシック様式の時代の優美な柱とアーチで装飾されている。
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厨房の壁は白いタイルで埋め尽くされている。写真の左側から天井を貫いているのは巨大な煙突である。
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左:聖堂内部は彫刻や絵画などの装飾を廃し簡素であるが、荘厳な雰囲気をたたえている。
右:イネスの棺。反対側の翼廊にはペドロ1世の棺が置かれている。
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1360年に完成したイネスの棺にはキリストの誕生から再来までのレリーフが刻まれ、体が獣で顔はイネスの暗殺者たちに似せた6頭の醜い動物に支えられている。
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聖バーソロミューの生涯が描かれたペトロの棺。遺言によって、イネスの棺とはお互いが足を向ける位置で安置されている。最後の審判で復活した際に、お互いが見つめ合えるように。
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ペドロの棺の上には、安らかに横たわるペドロを天使たちが見守る彫刻がある。
イネスの死から10年後、ペドロ1世はこの世を去っている。
World Heritage アルコバッサ修道院 Monastery of Alcobaca
イネスとペドロが眠るシトー修道士会の総本山
アルコバサ修道院は、リスボンの北約120km、ナザレの東約14kmに位置し、アルコア川とバサ川の交わる場所にある小さな町に建つシトー派の修道院である。ポルトガル建国の父アフォンソ・エンリケス1世がレコンキスタに協力したシトー派修道会に感謝し12世紀初頭に建造を命じたものである。 質素・簡潔を旨とするシトー派の修道院のために、過剰な装飾を廃した簡素なつくりになっている。最盛期には1000人近い修道士が生活していた食堂、寝室、厨房が回廊の北側に広がり、当時の様子が偲ばれる。
そして、この修道院を特別なものとしているのは、イネスとペドロ王子の悲恋の物語であり、繊細で優美な彫刻が施された二人の棺である。
■イネスとペドロ王子の物語
アフォンソ4世の息子ペドロ王子は、隣国カスティーリャよりコンスタンサ姫と結婚するものの、その侍女イネス・デ・カストロと恋に落ちてしまう。出産の肥立ちが悪くコンスタンサが亡くなると、ペドロはふたりの関係を公然たるものとし、3人の子供をもうけるが、カスティーリャ側からの圧力をおそれた国王は刺客を放ちイネスを殺害してしまう。その2年後、アフォンソ4世が逝き、ペドロ1世として王位に就いたとき、イネスを正式な妻と認めさせるために、死体を墓から掘り起こし玉座に座らせて戴冠式を行った。家臣たちには忠誠の証として腐敗した王妃の手に接吻をさせ、その一方で、イネス殺害に関与した家臣を捕らえ、自らの手で背中から心臓をえぐり出したという。
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