【2025年版】タイ旅行に必須!タイデジタル到着カード(TDAC)の概要と申請方法

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年6月6日
公開日
2025年6月6日
©iStock

2025年5月1日より、タイに入国するすべての旅行者は「タイデジタル到着カード(TDAC:Thailand Digital Arrival Card)」と呼ばれる電子入国カードの申請登録が必須となりました。この記事では、タイ旅行に欠かせないタイデジタル到着カード(TDAC)の概要や申請方法について解説します。タイ旅行を検討している人は記事を参考に申請し、スムーズな旅行を楽しみましょう。

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タイデジタル到着カード(TDAC)とは

タイデジタル到着カード(TDAC)は、従来のTM6(タイ出入国カード)と呼ばれる紙の入国カードに代わる電子入国カードのこと。2025年5月1日より、タイに入国するすべての旅行者は、陸路、海路、空路を問わず、TDACの登録が義務付けられました。

TDACはオンラインで申請できるうえ、公式ページは日本語表示にも変更できます。申請はタイ到着日の3日前(72時間前)から可能で、登録料はかかりません。申請が受理され登録が完了するとQRコードが記載されたメールが届くので、入国審査の際にQRコード付きバウチャーを提示して入国します。

TDAC申請の概要

1.申請方法

TDAC公式ページより、タイ到着日の3日前(72時間前)から申請可能。なお、費用を徴収したり、個人情報を抜き取ったりする偽サイトが出回っているため、必ず公式ページから申請するようにしてください。

2.費用

無料。

3.申請から登録完了までにかかる期間

パスポートやホテルなど必要な情報が揃っていれば、申請は5~10分ほどで完了し、QRコード付きバウチャーも即時発行されます。

4.TDAC申請に必要なもの

・パスポート情報(パスポート番号)
・航空券情報(出入国予定日、便名など)
・ホテル情報(現地滞在先の名前と住所の英語表記)
・メールアドレス(QRコードの受け取りに使用)

TDACの申請方法

ここからは、TDACをオンラインで申請する方法を解説します。パソコンまたはスマートフォンで申請可能ですが、今回はパソコンでの申請の流れを紹介します。

1.TDACの公式ページにアクセス

TDAC公式ページの画面右上にある言語変更ボタンをクリックし、日本語を選択します。「人間であることを確認します」にチェックを入れ、左側にある「入国記録」を押します。

2.個人情報を入力

言語選択により各項目は日本語で表示されますが、入力は英語(大文字)で行う必要があります。日本語で入力すると無効になるので、注意が必要です。

  • 姓(ファミリーネーム)
  • 名(ファーストネーム)
  • ミドルネーム ※ある場合のみ入力
  • パスポート番号
  • 国籍 ※JPNと入力すると「JPN:JAPANESE」を選択可能
  • 生年月日
  • 職業 ※OFFICE WORKER(会社員)、HOMEMAKER(主夫・主婦)、STUDENT(学生)、NONE(無職)などを記入
  • 性別 ※FEMALE(女性)、MALE(男性)、UNDEFINED(その他)から選択
  • ビザ番号 ※ビザを持っている場合のみ記入
  • 居住国 ※JPNと入力すると「JAPAN」を選択可能
  • 居住都市 ※居住の都道府県名を選択
  • 電話番号 ※日本の国番号+81のあとは、最初の0を抜いた電話番号を記入

3.観光・宿泊情報を入力する

次に、出入国日や滞在目的、便名といった観光情報を英語で入力していきます。

  • 到着日
  • 搭乗した国/地域 ※JPNと入力すると「JAPAN」を選択可能
  • 渡航目的 ※HOLIDAY(観光)、EDUCATION(教育)、MEETING(訪問)、BUSINESS(仕事)などの項目から選択
  • 移動手段 ※AIR(空路)、LAND(陸路)、SEA(海路)から選択
  • 交通手段 ※定期便であればCOMMERCIAL FLIGHTを選択
  • 飛行機便名/車両便名
  • 出発日
  • 移動手段 ※AIR(空路)、LAND(陸路)、SEA(海路)から選択
  • 交通手段 ※定期便であればCOMMERCIAL FLIGHTを選択
  • 飛行機便名/車両便名

続いて、現地での宿泊情報について英語で入力していきます。なお、ホテルの公式ページなどに記載されているタイの住所は、日本とは逆の順序(番地・町村・群(区)・都県の順)で記載されているので、入力の際は注意してください。

  • タイでの宿泊タイプ ※HOTEL(ホテル)、YOUTH HOSTEL(ユースホステル)、GUEST HOUSE(ゲストハウス)、FRIEND’S HOUSE(友人宅)、APARTMENT(持ち家・賃貸)、OTHERS(その他)から選択
  • 県 ※バンコク(Bangkok)、チェンマイ(Chiang Mai)、プーケット(Phuket)などが「県」にあたる
  • 地区、エリア
  • サブディストリクト、サブエリア
  • 郵便番号 ※自動入力
  • 住所 ※ホテルに宿泊する場合、ホテル名とホテルの住所を記入

4.健康診断書を入力

タイ入国の2週間前までの滞在国を記入します。日本のみであれば「JPN:JAPAN」、他の国に滞在していた場合はその国名を入力。すべて記入が完了したら、右下の「プレビュー」をクリックします。

入力内容が表示されるので相違がないか確認し、ページ下部の「メールアドレス」を入力。利用規約にチェックを入れ、右下の「送信」を押せば完了です。

5.QRコード付きバウチャーを受け取る

申請後、入力したメールアドレス宛てにQRコードが載ったバウチャーが届きます。タイ入国時は、入国審査にてバウチャーを印刷した書類を見せるか、電子端末でQRコードを提示します。

TDACのよくある質問

Q
TDACはいつから申請できる?
A
タイ到着日の3日前(72時間前)から登録可能。
Q
タイの空港に到着してからでも申請できる?
A
入国審査を受ける前であれば申請可能ですが、念のため時間に余裕をもって申請しておくのがおすすめです。
Q
観光で数日しかタイに滞在しない場合も申請が必要?
A
目的や滞在日数に関係なく、タイに入国するすべての旅行者はTDACの申請が必要です。
Q
申請にはどれくらい時間がかかる?
A
必要な情報が揃っていれば申請自体は5~10分ほどで完了し、QRコード付きバウチャーも即時発行されます。
Q
現地で宿泊する場所が2ヵ所以上ある場合は、宿泊情報にどれを記載すればよい?
A
複数の滞在場所がある場合は、タイ到着後に1番はじめに宿泊する場所を入力します。
Q
申請内容に間違いがあった場合はどうすればいい?
A
運航日や滞在先については申請後でも修正が可能なので、TDACトップページの「入国記録カードの更新」を選択し、情報を更新してください。ただし、氏名や生年月日、パスポート情報などは修正できないため、新たに登録が必要です。

まとめ

TDACは、すべての旅行者がタイに入国する際に必須となる電子入国カードです。申請は簡単なので、タイ旅行が決まったら忘れずに登録を済ませましょう。ただし、申請方法などは変更される可能性もあるので、詳細や最新情報はタイ入国管理局や大使館の公式ページなどで確認するようにしてください。

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