アメリカのディズニーは日本より高い⁉シーズン毎のチケット料金と旅の予算感まとめ!

公開日 : 2023年02月01日
最終更新 :
筆者 : Katie M

アメリカといえば、ディズニーファンにとって見逃せないのが本場のディズニー体験。ディズニー発祥の地アメリカには、ふたつの別の都市にディズニーの大きなテーマパークがあるのを知っていましたか? 2ヵ所の所在地や、広さなどの大まかな違い、気になるだいたいの予算感などをご紹介します。

知っておきたいディズニーの所在地

まずディズニーは、カリフォルニア州アナハイムにある「ディズニーランド・リゾート」(以下ディズニーランドと表記)と、フロリダ州オーランドにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(以下ディズニー・ワールドと表記)の2ヵ所にあります。どちらもウォルト・ディズニー社が経営する公式パークで、アメリカでも人気の観光地です。

アメリカ西海岸に位置するディズニーランドは、ロスアンゼルス市から車で約1時間のところにあり、観光やアクセスに大変便利な立地にあります。最も近い空港はジョン・ウェイン・オレンジカウンティ空港(SNA)ですが、日本からだと直通のルートやフライトの選択肢が多いロスアンゼルス国際空港(LAX)を利用する方法が便利。ディズニーランドのある南カリフォルニアは、降雨量が少なく年間を通じて気温が安定しています。ただ冬は10℃くらいまで下がり、夏季の8月や9月には37.7℃を超える暑さになる場合もあります。

対してディズニー・ワールドは、フロリダ州のオーランドというアメリカの南東部に位置しています。オーランド国際空港(MCO)は、ディズニー・ワールドに最も近い空港ですが、サンフォード国際空港(SFB)またはタンパ国際空港(TPA)経由で行くことも可能です。オーランドは6月から9月にかけて雨季となり、ほぼ毎日のように雨が降ります。ただ1日中降り続くことは稀で、さっと降ってさっと晴れるのが特徴。ただしフロリダ州の夏は高温多湿で、アトラクションに何時間も並ぶにはあまり適していません。

ふたつのパークの大まかな違いとは?

ディズニー・ワールドのマジックキングダム・パークにあるシンデレラ城 
©iStock ディズニー・ワールドのマジックキングダム・パークにあるシンデレラ城 

アメリカ本土のまったく違う場所にあるテーマパークですが、大まかな違いとして挙げられるのがその規模です。ディズニーランドは規模が小さく、テーマパークの数は「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」と「ディズニーランド・パーク」のふたつ。そのため、1日か2日あれば主要なアトラクションを制覇できます。

対してディズニー・ワールドは、「マジックキングダム・パーク」、「ディズニー・アニマルキングダム」、「エプコット」、「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」とテーマパークが4つもあり、敷地内に多くの宿泊施設があるのが特徴。すべてを制覇するには少なくとも1週間かかる、とも言われています。


特に広さを比較してみると、違いは一目瞭然です。ディズニー・ワールドの敷地面積は、なんと43平方マイル(≒111平方km)。ディズニーランドは500エーカー(≒2平方km)の広さなので、約51個分のディズニーランドが、ディズニー・ワールドの中に入る計算です。さらに日本のディズニーとも比べてみましょう。126エーカーのディズニーランドや、122エーカーのディズニーシー(いずれも約0.5平方km)と比較するとなんと約110個分となります。ディズニーランドには宿泊施設が3つありますが、ディズニー・ワールドには実に25以上のリゾートホテルが揃っています。

ディズニーランドは、ウォルト・ディズニーが手がけた最初のテーマパークで、1955年から60年以上の歴史があります。高さ約23.5mの眠れる森の美女の城がランドマークで、"Happiest Place on Earth"(地上でいちばん幸せな場所)というキャッチフレーズで知られています。

ディズニー・ワールドは、ウォルト・ディズニーが構想した「ネズミの家」を再現したものといわれ、1971年に完成しました。キャッチフレーズは、"Most Magical Place on Earth"(地球上で最も魔法のような場所)で、マジックキングダム・パークにある高さ約約58mのシンデレラ城がランドマークです。

気になるチケット料金と予算感

ディズニーグッズを豊富に取りそろえるディズニーストア
©iStock ディズニーグッズを豊富に取りそろえるディズニーストア

ふたつのパークのテーマ性や違いを見たところで、ここからは気になるチケットの料金や予算感を見ていきましょう。両パークとも、季節や購入時の条件によってチケットの料金が変動します。

公式サイトによると2022年最新のディズニーランドの1日テーマパークの料金はオフシーズン104ドル(約1万4560円)前後、ピークシーズン164ドル(約2万2960円)程度です。両方のパークを回りたい場合は60ドル(約8400円)追加で、チケットを連日で購入すると割引き特典もあります。

ディズニー・ワールドの1日テーマパークのチケット料金は、オフシーズンが109ドル(1万5260円)前後、ピークシーズンは159ドル(2万2260円)程度となります。これにいろいろなパークを回るパークホッパーやウォーターパークなどのオプションを加えると更に値上がりします。同じく連日チケットには割引き特典があります。

次に、パーク内で食事をする場合、例えばピザやハンバーガーなどをカジュアルなレストランで食べるなら、ひとりあたり15 〜 35ドル(約2100~4900円)程度の予算が必要です。アイスクリームや飲み物などは6ドル(約840円)程度、さらにグッズを購入すれば30〜60ドル(約4200~8400円)程度かかります。仮に、12月のピークシーズンにディズニーランドの1日テーマパークチケットを使って、ランチとおやつ、おみやげを購入した場合、ひとり当たりの予算感は200〜300ドル(約2万8000円~4万2000円)程度になるでしょう。

テーマパークが混み合うピークシーズンですが、アメリカの学校の春休み期間である3月〜4月や、サンクスギビングから年始にかけてのホリデーシーズン、また7月4日やハロウィンなどの特別なお祝いの日や祝日連休です。あらかじめアメリカの行事を知っておくと、オフシーズンを狙った旅行計画ができそうです。

最後に

アメリカでも人気のディズニーのテーマパークをご紹介しました。両パークとも魅力が多く悩むところですが、どのくらいの時間をディズニーに費やしたいかが判断材料になるかもしれません。ディズニーランドはLAやラスベガスにも近く、いろいろな場所を回ってみたい人には小回りが効くロケーションです。対して広大なディズニー・ワールドは、連日どっぷりとディズニーの世界を満喫したい人にぴったり。いずれのテーマパークを選んでも、忘れられない旅行になることは間違いありません。

ディズニーランド・リゾート:https://disneyland.disney.go.com/
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート:https://disneyworld.disney.go.com/

PHOTO:iStock
監修:地球の歩き方

※記事内の料金は、1ドル:約140円を参考に計算しています。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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