スークレ旅行ガイド
ボリビアの憲法上の首都スクレは、ポトシから約165km、ラ・パスからおよそ400kmあまり、標高約2790mに位置している。この人口約11 万2000 人の高原都市は、静かなたたずまいの由緒ある町だ。1545年、ポトシに銀山が発見されると、銀を管理するためのラ・プラタ市がスペイン植民者によって造られた。やがて、このあたりの過ごしやすい気候も手伝って、町は次第に行政上の重要な土地となってゆく。1825 年2月9日にはこの地で独立宣言が行われ、英雄シモン・ボリーバルの名前がボリビアの国名に、初代大統領ホセ・デ・スクレの名前がこの町につけられた。 植民地時代に銀のもたらした財力をつぎ込み建てられた建築物は、今も町のあちこちにまばゆく白く輝いている。スクレでは、建物を白く塗ることが町の条例で義務づけられているのだ。現在、政府の諸機関はほとんどラ・パスに移され、わずかに最高裁判所がこの地に残っているばかり。かつて銀ブームで湧いた活気はどこへやらといった感じだが、逆にそれが昔の面影を残したままの、美しい町並みを保っている。
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