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ヨーロッパへ現金で持っていくか、それとも


 短期の海外旅行や海外滞在では、資金は現金、クレジットカード、キャッシュカードといった複数の方法で、用立てていくのが賢い方法だ。どんな場所でも利用でき、面倒がないのは現金だが、安全性の面ではカード類が勝る。

 ヨーロッパ、とくにフランス、ドイツ、イタリアといった観光大国はキャッシュレス化が非常に進んでおり、スーパーなどでのちょっとした買い物でもカードが利用できる。観光地ほどスリや置き引きが多いので、現金はチップや少額の買い物などに用いる分を持って歩くのが安全策。代わりにプラスティックマネーと呼ばれるクレジットカード類は、持っていないとホテルの予約ができない、レンタカーが借りられないなど、社会的な信用を得られない場合があるので必携だ。キャッシュやカードをうまく組み合わせてロスの出ない旅をしよう。例えば帰国間際のホテルでの支払いのときに、持っている現金をすべて出し、足りない分をクレジットカードで支払うことで、小銭を余らせないというテクニックを駆使する旅行者もいる(ただし、空港までの足は確保を!)。

 カード類はクレジットカードを筆頭に、デビットカード(利用時に代金が利用者の口座から引き落とされる即時決済カード)やプリペイドカードなど、さまざまなものがある。またクレジットカードはICチップ付きのカードが主流だ。

 海外旅行の際のクレジットカードには、他にもメリットがいくつかある。例えばちょっと現金が足りなくなったときに手軽にキャッシングができることだ。VISAブランドのカードはPlusのマークのついたATMで、MasterCardブランドのカードはCirrusのマークのついたATMでキャッシングができる。年利18%前後と利息は低くはないが、現金を両替するよりもレートがいい場合が多い。さらに利息の支払いを最低限に抑えたかったら帰国後にカード会社に連絡し、一括で返済してしまえばたいへん安上がりだ。

 もうひとつの裏ワザは、クレジットカードにつく「海外旅行傷害保険」の自動付帯サービスだ。このサービスがついたカードを持参して海外に出かければ、ケガや入院など万が一のときに保険が使える。事前の申請は必要がなく、カードをただ持参していればいいという手軽さだ。病院にかかったときにカードで支払うか、領収書をもらっておけば帰国後にカード会社に医療費などを請求できる。事故の場合は警察に証明をもらっておくと、帰国後の保険金請求がスムーズだ。自分のカードに海外旅行傷害保険がついているかどうか、出発前にチェックしておこう。

※本文は2015年6月現在の情報です。(一部注釈のあるものを除く)

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