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かつてルーヴルの西側にあったチュイルリー宮殿の庭として、ヴェルサイユ 宮殿の庭園を設計した造園家ル・ノートルによって設計された。典型的なフランス式庭園で、広い散歩道を中央に置き、左右対称に造られている。ここから東にはカルーゼル凱旋門、西にはコンコルド広場のオベリスク、シャンゼリゼ、エトワールの凱旋門、その向こうには、ラ・デファンスのグランド・アルシュの白い姿が見える。すべてが一直線上に並んでいて、西へ西へと延びていった、パリの都市計画の一端を垣間見ることができる。
整然と配置された木々の間には、ギリシア、ローマの神々をかたどった石像、マイヨールによるブロンズ像などが置かれている。また、コンコルド広場側には、モネの『睡蓮』で有名なオランジュリー美術館、現代写真の企画展示ギャラリーであるジュ・ド・ポームがある。