香水博物館

更新日
2022年10月23日
公開日
2022年10月23日
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パルフュムリー・フラゴナールは、南仏の町グラースにある1926年創業の香水メーカー。その名前は、フランス宮廷の調香師を父にもったグラース出身の偉大な画家、フラゴナールにちなんでつけられた。もともとパリのパレ・ガルニエ近くにふたつの香水博物館があったが、2015年9月、新たに3つ目の博物館がオープン。古代エジプトから現代まで、3000年に及ぶ香水の歴史を語るコレクションの数々を公開している。かつては劇場としてにぎわい、その後はサイクリング場にも使われていたという19世紀後半の歴史的建造物を2年以上かけて改装した博物館は、造りもユニークな香りの館。展示品は花や果実から抽出されたエッセンス、100年以上前のアランビック(蒸留装置)、時を経て形状や材質が変化してきた香水瓶のコレクションなど幅広く、昔から人々の暮らしを彩ってきた「香り」の魅力に触れることができる。博物館併設のブティックではフラゴナールの商品が豊富に揃い、なかでも充実している香水、オー・ド・トワレを試しながらゆっくり選べる。日本語パンフレットが用意されているのもうれしい。また、土曜には香水講座も開催している(仏・英語)。

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  • 見学の最後にはブティックで商品の詳しい説明も受けられる。ブティックのみの利用もでき、その場合は直接ブティックへ
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