プティ・パレ(パリ市立美術館)

更新日
2022年8月26日
公開日
2022年8月26日
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グラン・パレと同様に1900年、万国博会場として建てられた。名前は「プティ(小さい)」でも、実際は立派な美の宮殿だ。入口を入って左の階段を上ると、広々としたホールが常設展示室になっている。明るい展示空間で作品を鑑賞することができる。モザイクを敷き詰めた床、天井のレリーフもまた見事だ。展示品は、絵画・彫刻のみならず、七宝、タピストリーなど多岐にわたっている。絵画では、19世紀から20世紀初頭の作品に見応えがあるものが多い。モネの『ラヴァクールの日没Soleil couchant sur la Seine à Lavacourt, effet d'hiver』、セザンヌの『水浴する3人の女たちTrois baigneuses』など印象派の傑作も揃っている。ジョルジュ・クレラン作『サラ・ベルナールの肖像Portrait de Sarah Bernhardt』、ガレのガラス工芸作品、ギマールの家具など、20世紀初頭のベル・エポックのパリを彷彿とさせる一連の展示もお見逃しなく。

写真

  • 中庭の回廊には雰囲気のいいカフェテリアもある
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