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カタルーニャ広場からランブラス通りを港に向かって下ってきた最終地点がここ、コロンブスの塔だ。ここまで歩いて約1.5kmというから、ちょっとした散歩になったはず。さて、1882年に工事が始まったこの塔が完成したのは、6年後の1888年のこと。こんなにも時間がかかってしまったのは、ほかならぬ経済的な理由によるものらしい。しかし、1888年にはバルセロナで初の世界万国博覧会が開かれ、ちょうどよいタイミングで除幕式にこぎつけたわけだ。 約60mの高さがある塔の頂上で、コロンブスがその右手で海を指している。ライオンの像に迎えられ、ちょっと下がった入口を入れば、そこが塔内部のエレベーター乗り場。塔の上は360度見渡せる展望台になっていて、今歩いてきたランブラス通りやバルセロナ港が一望のもと。塔の足元には、コロンブスが新大陸にたどり着くまでの過程が彫られている。