プウ・オ・マフカ・ヘイアウ

更新日
2022年8月29日
公開日
2022年8月29日
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「ヘイアウ」とは、古代ハワイの首長が戦争の勝利を祈って建立した神殿、祭儀所を意味する。
ヘイアウではカフナ(神官)の指導のもと、さまざまな儀式が行われたり、人身御供が戦争の神にささげられたという。ハワイ諸島にはこうしたヘイアウがいくつか残されているが、オアフ島で最大規模のヘイアウがこのプウ・オ・マフカである。
歴史学者の確証は得ていないが、ハワイ在住の考古学者、ルディー・ミッチェル博士によると、1770年代に時の王カメハメハの命を受けて、神官カオプルプルによってこの地に神殿が建てられたという。
その後、カメハメハ大王がハワイを統一してからもこのヘイアウでさまざまな儀式が行われ、それは1819年まで続いたそうだ。言い伝えでは、1794年に英国船の乗組員がワイメア川の河口で水を汲もうとしているところをハワイ人につかまり、このヘイアウで犠牲として神に供えられたともいわれている。

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