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パンチボウルは、ダイヤモンドヘッドやココ・ヘッドと同じく火山噴火活動によってできた高台である。ここは現在、国立太平洋記念墓地であり、第1次・第2次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争で戦死した2万人以上の軍人が埋葬されている。
アメリカ人観光客がパンチボウルで必ず訪れるのは、D-109(墓石番号)の従軍記者アーネスト・テイラー=“アーニィ”・パイル氏の墓石。彼は戦う兵士をリポートし、その記事は広く読まれ人気があった。英雄的なジャーナリストであったが、1945年沖縄の西の伊江島で命を落とした。
その東側には、1986年にスペースシャトル「チャレンジャー号」の事故で亡くなったハワイ出身の宇宙飛行士エリソン・S・オニヅカ氏の墓もあり(墓石番号D-1)、献花が絶えない。
パンチボウルの展望台からは、ダイヤモンドヘッドとホノルル市内のすばらしい景色を一望できるが、ここはあくまでも厳粛なる墓地であることを忘れずに行動したい。