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19世紀以前のハワイでは、厳しい社会階級制度(男女差別も含む)と宗教上のタブー制度が結びつき、社会の秩序が保たれていた。この前近代的社会制度と古代宗教が崩壊したのは、欧米からの宣教師たちの影響によるところが大きい。
彼らが持ち込んだのはキリスト教だけではない。それまでハワイにはなかった文字、学校、サトウキビ・プランテーションなどをハワイの人々に教え、ハワイの近代化が始まったのだ。そうした宣教師の功績を現代に紹介する博物館がダウンタウンにある。
1820年、ニューイングランドからやってきた宣教師たちは、木材までハワイに運んできて、この建物を築いた。木造の家としてはハワイで初めてのものだ。2階建ての館内には宣教師たちが当時生活していたままに、寝室や居間が再現されている。また、11:00〜、13:00〜にはガイドによるツアーがある(要事前予約)。