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ワイキキのフォート・デルッシ公園の一角に、戦争の悲劇を再認識させてくれる博物館がある。真珠湾の防衛を目的として、1911年に建設されたランドルフ砲台があった建物を、博物館として転用したものだ。
分厚いコンクリートで固められた堅固な建物は、砲弾の直撃にも耐えられるという。建物の前には本物のアメリカ軍の戦車や迫撃砲が展示されているほか、屋上には軍用ヘリコプターの姿も。
館内には第2次世界大戦だけでなく、前近代ハワイアンの戦から朝鮮戦争、ベトナム戦争に関する資料、展示物などが時代を追って並べられている。館内はコンクリートや鉄骨がむき出しとなっており、薄暗い照明に浮かび上がる展示物は、物が物だけに臨場感にあふれ迫力がある。