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ペドラルベス宮殿内(P.56/A1)にあった3つの博物館を集約し、さらに新たなコレクションを加えて2014年に開館した。2階は現代デザインがテーマ。家具や日用品などを展示し解説している。3階は16世紀から20世紀にかけての装飾品のフロア。馬車や家具のような大きなものから、陶器や金細工などの工芸品まで、貴族たちが利用していた芸術的な品々が時代順に陳列されている。このフロアではロマネスクからゴシック、ルネッサンス、ロココ、新古典主義、ロマン様式、モデルニスモ、アールデコまでデザインの変遷が理解できる。4階のテーマはテキスタイルと衣装。ヨーロッパの織物、衣装、刺繍やレースなどが年代順に並ぶ。17世紀のバロックから18世紀のロココ、19世紀末のアールヌーヴォーを経て現代にいたる洋服の変遷が興味深い。5階は20世紀のポスターや商品のパッケージなど、グラフィックデザインに関するフロアとなっている。