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アラゴン王ハイメ2世の妻、ドニャ・エリセンダ・デ・モンカダが1327年に創設した由緒ある修道院。聖クララ会の尼僧院として、今も修道女たちが信仰生活を送っている。 修道院と教会の建物は典型的なカタルーニャ・ゴシック様式。3層の繊細なアーチが美しい回廊は、僧坊や個人礼拝堂で囲まれており、なかでも聖ミカエル礼拝堂にあるカタルーニャ人画家フェレール・バッサによって1343年に描かれたフレスコ画は見事。また15世紀のステンドグラスが美しい参事会室のほか、台所や食堂なども残されており、かつての生活がしのばれる。回廊の2階には、修道院が所蔵する宗教画や美術品が展示されている。