更新日
2023年1月11日
公開日
2022年9月4日
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グエルの週末の邸宅で、当時は現在のペドラルベス宮殿を含む広大な庭園に囲まれていた。ガウディは邸宅の増改築を手がけたが、邸宅自体は現存していない。正門周辺の門衛館、馬小屋、馬場、塀や門などがガウディによって新しく造られ、この部分が国の重要文化財に指定されている。 正門の「ドラゴンの門」は、ギリシア神話に出てくる黄金のリンゴ(愛と多産のシンボル)の園の番人である竜の象徴で、さしずめグエル家の広大な庭園を守る番人役といったところだ。れんがとタイルが組み合わされた外壁はムデハル様式。この建物では、クーポラ屋根のような曲面に平面のタイルを張るという難問から、タイルを粉々に砕いて使用するという革命的な手法が苦肉の策として生み出された。現在はカタルーニャ工科大学建築学部「ガウディ記念講座」の本部として使用されている。

写真

  • 正門を守る鉄製のドラゴン
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