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別名フィゲーラス邸と呼ばれ、ガウディの信奉者だったサゲス夫人(フィゲーラスの未亡人)の住宅として建てられた。ベリェスグアルドは「絶景」を意味し、松林に囲まれた閑静な高台からはバルセロナのパノラマが楽しめる。個人住宅のため以前は外観の見学のみだったが、2014年より一般公開され、内部が見学できるようになった。 かつてこの地にはバルセロナ伯最後の王マルティン1世の城があったが、カスティーリャとの戦争で廃墟になっていた。こうした由緒ある場所に新築することに対して反対の声が上がったが、ガウディは廃墟の一部を残しながらそれを修復し、建物にはネオ・ゴシック様式を採用。門扉には槍をモチーフにしたデザインを用いるなどして、建設地の由来に応えた。