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モンタネール最大のプロジェクトとして、銀行家パウ・ジルの遺言に沿い、1902年に着工。ガウディ通りを挟んでサグラダ・ファミリア聖堂と向かい合うように建ち、総面積14万5000m²の広大な敷地に48棟の建物が並ぶ。 「芸術には人を癒やす力がある」というモンタネールの信念をもとに、いたるところにステンドグラスやタイル、彫刻の装飾があしらわれている。また、それぞれ独立して見える建物は、地下では廊下でつながれ自由に行き来できるなど、病院としての機能面も考慮された。残念ながらモンタネールは完成を待たず1923年に亡くなったが、その遺志は息子に引き継がれ、1930年に完成。2009年まで病院として使用されていた。その後改修工事が行われ、2014年から再び一般公開されている。