サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会

更新日
2022年10月23日
公開日
2022年10月23日
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4世紀にミラノで殉教した聖ジェルヴェと聖プロテの兄弟にささげられたバジリカ会堂が、6世紀初めにこの場所に建てられたのがこの教会の歴史の始まり。現在の教会は、1657年に完成したものだ。ファサード(正面)はパリで最初に古典様式を取り入れ、下からドーリア様式、イオニア様式、コリント様式と調和の取れた3層構造になっている。イオニア様式の柱に囲まれ、ふたりの聖者の彫刻が左右に置かれている。内部は、後期ゴシックフランボワイヤン様式の天井が美しい。特に中央奥、聖母マリア礼拝堂の天井は、穹きゅうりゅう窿の縁から延びた楔くさびがた形の石が絡み合い、華麗な雰囲気。16世紀のステンドグラスが残っており、入って右の第6番目の礼拝堂のグラスには兄弟の殉教が描かれている。

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