ヴォージュ広場

更新日
2022年10月23日
公開日
2022年10月23日
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ブルボン朝の創始者でもあるアンリ4世が造らせた、パリで最も古い広場のひとつ。パリを世界で最も美しい都にしたいという王の望みに従って、広場の建設が企画されたのは1605年のこと。王自身は暗殺者の刃に倒れ、広場の完成を見ることはできなかったが、1612年ルイ13世の時代に完成し、「王の広場Place Royale」と呼ばれた。広場は、南北にある王の館、王妃の館を含めて36のパヴィヨン(館)に囲まれている。れんがをあしらい、外観がすべて同じスタイルで統一されているのが大きな特徴で、広場を覆う芝生の緑と美しいコントラストを見せている。かつては社交の場、また貴族たちの決闘の場ともなったこの広場、1789年のフランス革命後は、「王」と名のつくものがことごとく排除されたため、現在の名称に改められた。広場を囲む建物の1階部分はアーケード付きの回廊となっており、画廊、骨董商、レストランなどが並ぶ。

写真

  • 調和の取れたたたずまいを見せるヴォージュ広場。週末には芝生の上で日光浴を楽しむ人々でいっぱいになる
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