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モンマルトルの麓、ピガールの繁華街から少し入った所、Rue Chaptalにある。この館に30年間住んでいたロマン派画家のアリ・シェフェールがロマン派を主張する文化人を集め、議論を楽しんでいたという。その顔ぶれは「男装の麗人」といわれた作家ジョルジュ・サンドから、ドラクロワ、ショパン、フロベール、リスト、ロッシーニまでそうそうたるメンバーだった。ジョルジュ・サンドの孫によって寄贈された遺品が展示された部屋は、殊に興味深い。サロン・ド・テには「ローズ・ベーカリー」(→P.270)が入り、夏には庭の花に囲まれたテラスでティータイムを楽しめる。博物館に入らなくても利用できる。