パッシー地区

更新日
2022年10月23日
公開日
2022年10月23日
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パリ16区、セーヌ川を挟んでエッフェル塔の対岸一帯の高級住宅地がパッシー地区。BベセベジェCBG(Bボンon C
シックhic Bボンon Gジャンルenreを略したブルジョワファッションを示す言葉)の発祥の地であり、それを地でいくマダムたちが、優雅にショッピングを楽しむ姿を多く見かける。La Muette駅から続くパッシー通りRue de Passyは、「クリストフル」などのブランドブティックが多く並ぶ通り。一方、カジュアルウエアを多く扱う地元密着型のショッピングセンター「パッシー・プラザPassy Plaza」には、マダム予備軍の上品な若い子たちが集まり、雰囲気がいい。有名ブランドのリサイクル店が多いのもこの地区の特徴で、マダムたちが一度袖をとおしただけの洋服を売りに出す、というところに理由があるようだ。流行とは無縁の、ノーブルな雰囲気のなかでショッピングを楽しみたいという人におすすめのエリア。豪華なお屋敷が建ち並ぶ界隈を「いったいどんな人が住んでいるんだろう?」と想像しながら歩くのも一興。ギマール設計のアールヌーヴォー建築群(→P.32)や、ル・コルビュジエが建てたラ・ロシュ=ジャンヌレ邸(→P.215)もあり、建築ファンは見逃せない。

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