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エッフェル塔に近いブランリー河岸(ケ・ブランリー)にある美術館。広大なスペースに、アフリカ、アジア、アメリカ、オセアニアの各地から集められた美術品が展示されている。コレクションの総数は30万点に上り、そのうち約3500点を展示。ピカソなど現代画家にも影響を与えた原始美術の魅力に触れることができる。ガラスを多用した斬新な造りは、アラブ世界研究所などを設計したジャン・ヌーヴェルが手がけたもの。船を思わせる細長い建物の外側に突き出たカラフルなキューブなど、建築デザインの面でも関心を集めている。外壁に植栽を施した「垂直庭園」もユニーク。日没後は、庭園の光のインスタレーションが点灯し、とても美しい(→P.55)。