更新日
2023年2月16日
公開日
2022年9月15日
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1894 年創業、ロンドン最大の高級デパート。ひと昔前には、山高帽をかぶりステッキを持った紳士と手袋をしたご婦人でにぎわったという、世界に知られる老舗。今や観光地ではないかと思うくらい人が多く、世界各地の旅行者が押し寄せていて、ロンドンに住む人々より旅行者のほうが多いともいわれる。とにかく広くて入り組んでいる。まずは、あちこちに置いてある、マップが付いたストアガイドを手に入れるといいだろう。夜のイルミネーションも見事だが、博物館のようなエジプシャン・ホール、お菓子や紅茶、生鮮食料品の並ぶフードホールなども、ぜひ訪れてみたい。フードホールあたりには、いくつものカウンターレストランがあり、たくさんの人でにぎわっている。

ハロッズに代表されるロンドンのセール

ロンドンでは夏と冬に、大規模なセールが行われる(近年は夏と冬の間にMid Season Sale がある店も)。夏のセールは、6月25日前後から7月中旬まで。冬のセールは、しばしば「クリスマスセール」と伝えられるが、実はクリスマス明けの12 月26日あたりから1月20日前後まで。幸運にもこの期間にロンドンにいることができれば、50 〜70%も安く買い物ができる。冬のセール時期には、デパートは朝7〜8 時にオープン、ストリートマーケットもセールになる。

ハロッズのセールには、ヨーロッパ諸国やアメリカからも買い物客がわざわざ押し寄せるほど。ただ、次第にせちがらくなるのはどこの国も同じで、「バーゲン用の品物」を交ぜて売る店が増えてきているので、注意が必要。

レストラン、カフェも名店揃い

世界中から人気を集めるデパートだけあって、飲食店も名店が揃っている。

ブランドコラボだと、グラスがバカラで統一されたきらびやかな「バカラ・バー BACCARAT BAR」(地下1F・日曜以外は23:30まで営業している)や、ニューヨークにも出店がある内装のティファニー ブルーで女性を虜にしている「ティファニー・ブルー・ボックス・カフェThe Tiffany Blue Box Cafe」(1F)、「モエ・シャンドン・シャンパン・バー MOËT & CHANDON CHAMPAGNE BAR」(1F・21:00まで営業)。

ロンドングルメの一大勢力ともいえる中東・レバノン料理「エム・シェリフ EM SHERIF」(3F)、"テレビ番組「ヘルズ・キッチン Hell’s Kitchen」の人"ゴードン・ラムゼイのハンバーガーショップ「GORDON RAMSAY BURGER」(5F)、街とはひと味違う「ケリッジズ・フィッシュアンドチップス KERRIDGE’S FISH & CHIPS」(1Fダイニングホール)、ミシュランの三ツ星を獲得したFrantzén(ストックホルム)、Zén(シンガポール)のシェフが出店した「STUDIO FRANTZÉN」(6F)などジャンルも多彩。

世界パティシエ選手権のチャンピオンでパリの5つ星ホテル「ホテル・プラザ・アテネ Hôtel Plaza Athénée」でパティシエ・シェフを務める、「アンジェロ・ミュザAngelo Musa」(5F)も日本未出店なのでぜひ訪れたい。

地階のティー・コーナーは専属茶園からの茶葉も…

老舗デパートの地上階中央に位置するフードホールの一角には、専属の茶園からの紅茶を含めた、たくさんの種類の茶葉やコーヒー豆が揃っている。銅製の紅茶缶も並んでいる。

FAQ

Q
駐車場はありますか?
A
あります。ハイドパーク(ナイツブリッジ駅)と反対側の1区画が駐車場です。バレット・パーキングサービスもあります。駐車料金は2時間で35ポンドと高額なので注意しましょう。
Q
入店の際に注意することは?
A
Tシャツにサンダル、のようなスタイルでは訪れないようにしたいです。また、大型のキャリーケース、飲食物を持っての入店は断られることがあります。

写真

  • グランドフロアにあるフードホールには、ハロッズブランドのほか、人気ブランドのチョコレートなどもある。
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