17世紀に建てられたモンマルトル最古の邸宅で、1960年より美術館として使われている。1875〜1877年にはルノワールが住み、代表作のひとつである『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』もここで制作された。隣接する邸宅まで展示スペースがあり、ここに住んでいたシュザンヌ・ヴァラドンと息子ユトリロのアトリエが当時のままに復元されている。モンマルトルをテーマにした企画展も行っている。サロン・ド・テ「カフェ・ルノワール」では、夏はルノワールが『ぶらんこLa balançoire』を描いた中庭でお茶を楽しめる。