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1520年のコムネロスの乱で大聖堂が破壊されたあとに建設が始まり、1768年に完成。スカートを広げたような優美なシルエットから、「大聖堂の貴婦人」と呼ばれる。聖堂内には、フアン・デ・フニ作の祭壇衝立『キリストの埋葬』が飾られている。
付属の美術館にはタペストリーや金銀細工などが納められているが、特に見事なのが銀造りの聖櫃を載せた、きらびやかな山車。17世紀に造られたもので、毎年聖体祭には町を練り歩く。またカタリーナ礼拝堂には、エンリケ2世の息子、ペドロ王子の骸が安置されている。王子は乳母の不注意で城壁から落ちて死に、それを悔やんだ乳母もあとを追って城壁から身を投げたという。