ハイライン(ザ・ハイ・ライン)

更新日
2023年8月31日
公開日
2022年10月6日
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1980年に廃線となった高架鉄道、ハイライン。かつては精肉などを運ぶ貨物列車用に使われていたが、廃線後は放置されたままになっていた。倒壊を訴える声もあるなか公園化が決定。2009年、ガンズヴォート通りから西20丁目までがオープン。その後、約10年の歳月をかけて2019年3月にハドソンヤーズに隣接するザ・スパーまで延長し、現在は、ミート・パッキング・ディストリクトとミッドタウンを結ぶ、2.33㎞の公園になった。約9mの高さからは、ハドソン・リバーや付近のビル群が一望でき、インダストリアルと自然が融合したスペースになっている。

ハイライン周辺エリア紹介!

ハイライン周辺はどのようなエリアでしょうか? 南側(ガンズヴォート通り周辺)から北側までを順番にご紹介します。

GansevoortPlaza

おしゃれなレストランや高級ブティックが建ち並ぶエリア。2013年にはダイアン・フォン・ファステンバーグ・ファミリー財団の基金でThe Dillerというハイライン本部が設立された。隣接してホイットニー美術館がある。

GansevoortStreetSt.とWashingtonSt.の角にある入口。傾斜の緩い階段を上る。
GansevoortWoodlandすぐ下にミート・パッキング・ディストリクトが広がる。おしゃれな人の集まるエリアを見ながらのんびりできる場所。

StandardHotel

ハイラインをまたぐ名物ホテル。1階のレストランや屋上のバーも人気。宿泊者の姿がまる見えの部屋もあるので、泊まる人は注意!

14thStreetPassageスタンダード・ホテルを抜けたあとの通路は、時期によりギャラリーになっていることもある。さまざまなパブリックアートを展示している。
14thSt.高架線の名残を感じさせる。エレベーターのある入口付近は通路も広く、歩きやすい。
Sundeck&WaterFeature暖かい日は、サンデッキで日光浴を楽しむ人の姿をたくさん見かける。西側に流れるハドソン・リバーを、遮るものなく眺められる。
16thSt.チェルシー・マーケットへのアクセスに便利。個室は数が少ないがトイレあり。

ChelseaMarket

ビスケット工場跡を利用したマーケット。おいしいパン屋やコーヒー店が入っているので、休憩に最適。疲れたら、ぜひ訪れて。

10thAvenueSquare17丁目のポイントにはガラス張りの階段式の広場がある。行き交う車や人を眺めながら、のんびりするのも悪くない。

園内ではさまざまなアクティビティも!

季節により、イベントやアクティビティを多数開催。代表的なものは無料のものがほとんど。歴史や設計を学ぶ無料のウオーキングツアーは毎週火曜18:30〜(4〜8月)17:30〜(9・10月)、毎週土曜10:00〜(4〜10月)。
天候によるキャンセルはウェブやXで発表される。
URL:https://www.thehighline.org/events/

ChelseaThicketこのあたりからエンパイア・ステート・ビルを見ることができる。暖かい季節は草花が生い茂り、ミツバチやチョウの姿も。
FalconeFlyover廃墟をイメージさせる野草をあえて使用している。乱雑に植えられているようで、考えられている。
theSpur12番街(ウエスト・サイド・ハイウエイ)と34丁目まで延長。2015年9月に地下鉄7号線が引き込まれ、2019年6月に最終区のザ・スパーが誕生した。ハドソンヤーズに隣接する。

写真

  • 古い路線のレイルと新しい建物が共存。ここにすみつく鳥たちの姿も
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