フラットアイアン・ビル

更新日
2023年8月31日
公開日
2022年10月6日
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23丁目のブロードウエイと5番街が交差する三角地帯に建つ、フラットアイアン・ビル。1902年、建築家ダニエル・バーナムがデザイン、当時はフラー・ビルと名づけられたが、後にその三角形の特異な形から、フラットアイアン(Flatiron=平たいアイロン)と呼ばれるようになった。

1902年、当時まだ珍しかったスチールの骨組みを使って造られたこのビルの高さはおよそ87m。当時は屈指の高さを誇った。北側の狭いほうの角は幅がわずかに2m弱。見る角度によってその印象はさまざまで、あるアングルではまるで薄い壁のように見える。そのせいか、「アンバランス」「いつ倒れるかわからない」などと陰口をたたかれ、すぐに壊れるとうわさされていたが、いまや街のシンボルのひとつになっている。

ダニエル・バーナムって?

ニューヨークで初期に造られた超高層ビルといわれているフラットアイアン。設計者のダニエル・バーナムは、1893年のシカゴ万博の総指揮者で、アメリカの摩天楼時代の幕を開いた人物だ。

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