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ニューヨークのクラシック音楽界の中心で、芸術家の憧れ、リンカーン・センター。かつては、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』にあったようにスラム街であった。そこに1950年代にジョン・D・ロックフェラー3世が中心となり、新しく舞台芸術の拠点を造ろうと企画、1959年から工事がスタートした。大理石の噴水を挟んで、デビッド・H・コーク・シアター(ニューヨーク・シティ・バレエの本拠地)とデビッド・ゲフィン・ホール(ニューヨーク・フィルの本拠地)が向かい合い、奥にメトロポリタン・オペラハウス。道路を1本隔てて、ジュリアード音楽院が建つ。5億ドルをかけた再建プロジェクトも完了し、美しく生まれ変わった。