B&B

フランス人の普段の生活に触れてみたいなら、フランス語で「シャンブル・ドットChambres d'Hôtes」と呼ばれる一般家庭でのホームステイはいかが？ 家庭料理を教えてくれたり、パリの観光案内をしてくれたりと、普通の滞在では味わえないような楽しい思い出ができるかもしれない。

B&B紹介センター
パリのB&Bは表向きに看板を出しているわけではなく、紹介センターを通じて宿泊を申し込むようになっている。最近はほとんどのホストファミリーが英語を話すので、フランス語を話せなくても心配はいらない。

アルコーヴ・エ・アガプ／ベッド・アンド・ブレックファスト ･イン・パリ Alcôve & Agapes, bed-and-breakfast-in-Paris
パリでは老舗の部類に入るB&B紹介センター。パリ市内に約100軒の契約家庭のリストをもっている。どのB&Bも、高級アパルトマンの一室やアーティストのアトリエなど、個性的でオーセンティックなパリの魅力を味わえるものばかり。申し込みはウェブサイト内の予約フォームから（英語あり）。日本人には、日本びいきで日本人の客との文化交流を楽しみにしているホストを優先的に紹介してくれる。夕食の提供が必要だったり、フランス語やフランス料理のレッスン、パリ観光案内など、特別なことを希望する場合は、その旨相談してみるといい。

ミーティング・ザ・フレンチ Meeting the French
「ミーティング・ザ・フレンチ」は、パリを観光で訪れる外国人にフランスの文化や生活をより深く理解してもらおうという目的で設立された組織。フランス人一般家庭宅でのB&B滞在、職人アトリエ見学、ファッション・芸術・ガストロノミーツアーなど、さまざまなプログラムを提供し、リピーターを中心に人気を集めている。B&B登録家庭は、パリ中心街から庶民的な暮らしが見られる郊外の住宅街まで115軒。立地がよく、パリらしさが存分に味わえる家庭が厳選されている。家庭によっては、追加料金で料理教室を開いたり、Tターブルable dドット'Hôtes（夕食）を提供してくれるところもある。例えば、19区に部屋をもつトデア夫妻のB&Bでは、料理好きなムッシュが、繊細かつ豪快な家庭料理を作ってくれる。ムッシュの料理教室は男性客にも大人気。B&Bを利用しない場合も、一般家庭に招かれての食事会プログラムがあり、ツアーの自由時間を利用して“ちょっとだけ家庭訪問”が可能。料理教室や職人工房見学などのプログラムだけに参加することもできる。ミーティング・ザ・フレンチのB&Bや各種プログラムの申し込みに際しては日本語のサポートが受けられるので安心だ。