ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)

更新日
2024年2月8日
公開日
2022年10月12日
AD

かの有名なフランク・ロイド・ライトによる設計のとても特徴的な建物。設計自体のモダンさが評価され、高級車アウディの米国でのCMにも起用された。まるで巨大な彫刻のようで、中はぐるぐると上まで続くらせん形の回廊を上る形で鑑賞できるため、一歩中に入ってから上を見上げて写真撮影する人があとを絶たない。
グッゲンハイムはかぎられたスペースをうまく使い、常設展は本館脇に展示しながら、特別展はらせん構造のメインエリアにて常に話題となるものを見せている。まずは下からゆっくりと上がって鑑賞し、頂上まで行ったあと来た道を下り、合間にある常設展をのぞく形がベスト。鑑賞後は人気のレストラン「ライト」で食事を。

館内の撮影はOKだが三脚と自撮り棒は禁止。企画展によっては撮影禁止になる
こともある。スケッチは鉛筆のみ可。

毎週土曜の18:00 ~20:00はPay-What-You-Wish(寄付金制による任意払い)。

世界一を誇るカンディンスキー・コレクション

グッゲンハイムは、カンディンスキーの作品が多いことでも知られる。彼は1866年モスクワ生まれ。30歳にして絵画を学ぶ決意をし、1903年から5年間ヨーロッパ諸国を放浪、アールヌーヴォーやフォーヴィスムといった画家の潮流に触れ、新しい絵画を模索した。
1922年からバウハウス(ドイツのワイマールに創立された総合造型学校)の教壇に立ち、ここで点、線や円、三角形などの幾何学的な形を用いて、それまでの作品とは異なる、新しい抽象画を描き始めた。バウハウス閉校の1933年以降フランスへ移り、制作を続けた。1944年没。

トップへ戻る

TOP