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ニア・ソーリーは、青い服を着た世界一有名なうさぎ「ピーターラビット」の生みの親であり、イギリス人に最も愛されている女流作家のひとり、ビアトリクス・ポターが愛した村。
1901年、「ピーターラビット」の絵本は最初、私家版として誕生したにすぎなかった。それが翌年には、『ピーターラビットのおはなし』として出版され大成功。この物語の収入で1905 年に買った家が、この村に建つヒルトップ。
村には、多くの作品に描かれた光景が、まるでそのまま切り取ってきたように、そっくり残っている。「ピーターラビット」も、「こねこのトム」も「ひげのサムエル」も、みんなポターが半生を過ごした、ここの自然があったからこそ生まれたといえる。ヒルトップに隣接し、パブランチも取れるタワー・バンク・アームズTower BankArms など、ポターのイラストに描かれた場所だけでなく、小鳥のさえずりや道ばたに咲く花々、草を食む羊や高い空、場合によっては曇天や小雨まで、彼女が愛した自然そのものを感じてみたい。