總統府

更新日
2022年12月24日
公開日
2022年12月24日
AD

壮麗な赤れんが造りの建築。1919年に長野宇平治の設計で台湾総督府として建てられた。ビクトリアン・ゴシックを
基調にさまざまな建築様式が取り入れられた左右対称5階建てで、ふたつの中庭があり上から見ると「日」の形をしている。天皇の権威を象徴する中央の塔は高さ60m、当時台湾で最も高い建造物であった。

第2次世界大戦末期には米軍の空襲で内部が全焼し、多くの犠牲者が出た。日本統治終了後は中国国民党政府が大陸より移り、内部を改築して總統府として利用し現在にいたっている。總統府の周囲は諸官庁が集まり、いわば台湾の“霞が関” となっている。道路幅も驚くほど広い。總統府前を東西に走る道路はかつて介壽路と呼ばれていたが、もと総統の陳水扁が台北市長時代に現在の名である凱達格蘭(ケタガラン)大道に改名した。この名は台湾原住民の族長の名に由来している。總統府は平日午前中に1階部分のみが公開されている(要予約)。年に数回、總統府が決定する休日参観日には全館が公開される(予約不要、撮影可)。休日参観日は總統府のウェブサイトで確認できる。

總統府見学

入場の際はパスポート提示が求められる

ほぼ毎月1回(第1土曜のことが多い)開催される休日参観日には、平日は非公開の1階エントランスホールや2階のオーディトリアムを参観できる。入場は裏口から。

写真

  • 花の形をした中庭
  • 高い棟が目立つ壮麗な建築
  • 片道5車線ある凱達格蘭大道
トップへ戻る

TOP