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行天宮は関帝廟で、祀られている関帝は三国時代の英雄の関羽である。関羽はたぐいまれな武将で、武神として祀られているが、信用の神すなわち商業の保護神としても信仰されている。その理由は裏切りが日常の中国の武将のなかで、最後まで節を曲げず劉備に忠誠を尽くしたため。関羽は一介の武将であったが宋代にその忠節がたたえられ、帝の称号を授けられた。以後、関帝もしくは関聖帝と呼ばれ、広く信仰の対象となった。
廟内で遭遇する長い行列。これは参拝者の体に線香をかざして魂を呼び戻す「収驚(ショウジン)」というおはらいのような儀式。
台湾では、ショックを受けた時に魂が抜けてしまうことがありそのままでは不運や病気に見舞われると考えられている。
行天宮の民權東路二段と松江路の交差点の地下道は、占い師が集まる占い横町として知られている。2本の地下道に占い師がブースを構え、真剣な面持ちで占い師の言葉に耳を傾けている人も多い。
日本語を話せる占い師も多く、程度の差はあれ日本語で占ってもらうこともできる。料金は四柱推命1000元〜、米粒占い500元〜が相場。
四柱推命、紫微斗数をする場合は、調べたい人の生年月日のほかに生まれた時刻も必要になるのであらかじめ調べておこう。